こんなお悩みをお持ちの方は多いんじゃないでしょうか?
ボクは今でこそ以下の作品のようなオリジナル小説を中心に出版させていただいてますが、初めて書いた作品は「東方プロジェクト」の二次創作です。
好きなキャラクターや世界観を書くのがとっても楽しくて、3年もの間二次創作を書き続けました。
二次創作を書くコツは、推しキャラクターが動くのを楽しむことです!
その心得を解説したうえで、
という方に向けて、ちょっぴりいい感じの人の目を引く二次創作の書き方をまとめていきます。
二次創作を初めて書くときの心得
初めて二次創作を書くとき、ぜんぜん上手く書けないと思います。
でも、それは関係ありません。
楽しめれば、それでオッケーです!
ボクも初めて二次創作を書いたときは、上手に書けませんでした。
ただ、推しキャラクターが自分の物語の上で動くのがめちゃくちゃ楽しかったです。
人生で初めて書いた作品を見返すと、「あー、こんな時代があったなぁ。下手だけど、楽しく書いてるのがわかるよ」ってなります。
楽しかったから、へたっぴでも3年間も書き続けられました。
そう思ってる方は、まずはやってみるといいですよ!
書いているうちに、創作の楽しさの方が上回って文章の上手い下手なんてどうでもよくなります。
失敗しても死ぬわけでもないですし、気楽にやってみましょ!
ちょっぴりいい感じで、人の目を引く二次創作の書き方
二次創作に関しては『好きなことを書けばいい』とボクは思っています。
でも、どうせなら格好よく書きたいですよね?
初心者さん向けに二次創作の書き方をご紹介します!
・物語の結末を1番に決める
・導入文に魂を込める
・物語の「視点」を意識
・1つの物語に登場させるキャラクターは2~3人
・会話文だけではなく、表情・動作等の描写をして、動きを入れる
物語の結末を1番に決める
これがわからない方は、とにもかくにも、結末を決めちゃったらいいです。
AとBが恋人同士になってハッピーエンド!
たとえば、こんな結末にしたいと思ったら、後は「二人を恋人にするんだ!」と、明確な意思を持って、そこに至るまでの過程(キャラクター達がいちゃいちゃするとことか)を思う存分書けばいいです。
結末が定まっていないストーリーに比べて、何百倍も引き締まった物語になります。
また、目標地点が決まっているので、書きやすい方法になっています。
読者が思わず「ほぅ」とうなるような二次創作小説の結末に挑戦してみたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
小説における良い結末の決め方について、踏み込んで解説をしています。
親見さん 読者さんがうなるような良い結末を書きたいのです。でも、そもそも良い結末がわかりません。 終わりよければすべて良し。 小説の結末は読者の記憶にもっとも残りやすく、作品の印象を決める重要な要素です。 […]
導入文に魂を込める
読者さんは、最初の数百文字であなたの物語を読むか、読まないかを決めます。
導入文は、読者さんの目を引くように作ってみましょう。
派手な戦闘シーンであったり、ちょっとえっちぃシーンであったり、読者が思わず「おっ」となる場面からはじめてみましょう。
それだけで読者さんに先を読んでもらえる可能性が増えます!
もし、二次創作の書き出しについてもっと詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてくださいませ!
親見さん ライトノベルの書き出しは、とても難しいです。読者さんを引き込む上手な冒頭は、どうやって書けばいいのでしょうか? 冒頭の書き出しはライトノベルにおいて非常に重要で、読者がその作品を読むか読まないかを決めます。[…]
物語の「視点」を意識
小説には、「視点」という概念があります。
視点の持ち主は、そのシーンにおける主人公である考えてください。
たとえば、A、B、Cの3人のキャラクターがいて、Aが視点の持ち主と決めます。
Aから見たら、BとCが何を考えているかわかりませんよね?
視点の持ち主を定めたら、視点の主以外の心の描写を文章に入れない。
これだけ覚えておきましょう。
もし、A視点でBの気持ちを書くなら「Bは顔をしかめている。どうやら、AがBのチーズケーキを食べたのを不満に思っているようだ」と、AがBの表情や動作から気持ちを推測するような文章を書きましょう!
一人称と三人称についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を見ていってくださいませ!
親見さん 小説を書き始めたはいいものの、一人称と三人称の視点の使い分け方がわかりません……。 小説を書き始めたばかりの頃は、「小説は一人称と三人称のどちらの視点で書けばいいの?」ってなりますよね。 親見[…]
1つの物語に登場させるキャラクターは2~3人
気持ちはわかりますが、1つの物語に登場させる人物は2~3人程度にしましょう!
小説における登場人物の数は、短編で2~3人、長編で4~8人が目安だと言われています。
短編で7人も8人も出してしまうと、読者さんはキャラクターの動きを追いきれなくなってしまいます。
作り手側の問題としては1人1人の描写が薄くなってしまって、結果として動きの少ない小説になってしまいがちです。
もし、たくさんのキャラクターを活躍させたいなら、1人1人にその子のための物語を用意しましょう!
会話文だけではなく、表情・動作等の描写をして、動きを入れる
最初から最後まで会話形式で進む物語もありです。
キャラクターの会話文は、小説の一番の見せ場であり、作者さんにとっても読者さんにとってもおいしい部分です。
会話をイキイキと書ければ、それだけでも物語は成功へと近づきます。
親見さん 読者さんを惹きつけるような会話文を書いて、小説をレベルアップさせたいです! テンポの良い会話文は、読者さんを引き込む力があります。 プロの作家さんが書く会話は、キャラクターがイキイキとしゃべってる姿が[…]
ですが、ここはステップアップして動きを入れてみましょう!
はい。その中には、動作を描写する文章があると思います。
体の動きを入れるのは難しいので、まずは表情の描写を中心にするといいです。
にへらと笑う女の子だったり、ほっぺたをぷくぷく膨らませる子だったり、表情を書くだけでもキャラクターに命が吹き込まれますので、お試しください。
表情の描写だけでは物足りない方は、二次創作の作品を彩るキャラクターの容姿・動作の描写についての解説を覗いてみてください。
親見さん 読者さんを物語にグッと引き込むようなキャラクターの書き方を知りたいです。 キャラクター小説というジャンルがあるほど、小説におけるキャラクターの存在は大きく、重要です。 本記事では、作品の質を左右するキ[…]
上記の記事の「キャラクターの行動の描写にまつわるエッセンス」を参考にすれば、ちょっぴり可愛く・かっこよく大好きな作品のキャラクターを書けますよ!
二次創作を書くなら短編・長編小説、どっちが良い?
はじめて二次創作を書くときに、短編小説・長編小説のどちらを書くべきか迷うときがあると思います。
結論、最初は二次創作の小説の長さは気にする必要はありません。
書きたいことを書いて、心地よい終了地点を見つけたら物語の幕を閉じれば良いです。
ただ、
「短編小説、長編小説を上手く書くコツを知りたい」
「推しを書く長編小説を書きたい!」
などあると思います。
それにお応えしていいきます。
短編小説の書き方は、起承転結を意識する
構成がしっかりとした二次創作の短編小説を書きたい場合は、起承転結を意識すれば引き締まった作品になります。
承:物語を動かす事件が起きる。
転:物語の事件を解決する。
結:事件を解決することによって得られた結果。
マヨナカログでは、短編小説の書き方について詳しく解説した記事を用意していますので、合わせてそちらを読んでいただければより良いと思います!
親見さん 小説を書き始めたのですが、完結までたどり着けません……。 はじめて小説を書こうと思ってから、いきなり10万字単位の長編を書くのはなかなか大変ですよね! はじめて執筆と向き合う方には、まず短編小説から書[…]
長編小説はプロット(設計図)をしっかりと用意する
長編小説の作り方は、本質的な部分では短編小説と差はありません。
ですが、作品が長いだけあって物語をまとめる力と最後まで書き切る力が必要になってきます。
小説を書き始めたばかりの人が長編小説に挑むと、「あれ? 物語をどうしていきたいんだっけ? 物語の破綻が起きてるような気がする……」と書いているうちに自分の現在地点がわからなくなりがちです。
そして、そのまま物語が毛玉みたいに絡み合っていって、「なにを書きたいのかわっかんねー」となって、途中で書くのをやめてしまうんですよね。
そうならないために小説の設計図であるプロットを用意して挑むと良いです。
プロットがあれば、創作の最中に「自分はどんな物語を書いているんだっけ?」と迷うことが少なくなり、長編小説を最後まで書きやすくなります。
プロットについては、以下の記事でまとめていますので、参考にしてくださいませ!
親見さん あの子がああして、こうなって、でも、これだとオチが決まりません! プロットがビシッと書けません。 プロットの作成の沼にハマると、なかなか抜け出せませんよね。 親見さん 正しいプロットを書けて[…]
また、長編小説を書ききるには、推しに対する情熱(精神力)と体力が必要です。
二次創作の長編にチャレンジしてみたい方は、以下の記事を参考にして長編小説というマラソンを完走してくださいませ!
親見さん 長編小説が最後まで書けません! 長編小説を書ける人はあっという間に作品を完成させますが、最後まで書くコツはあるんでしょうか? 長編小説を書くのは、難しいですよね。 10万字以上から成る長編小説。ふつう[…]
作家さん、こんにちは! 今回は小説における10万字の壁の破り方について、解説していきます。 親見さん 周りの方は10万字の小説を平然と書いてます! 10万字なんてどう書けばいいんですかー! […]
長編小説を書きたい場合は、短編小説を何度か書いてからチャレンジする〇
先述の通り、長編小説を完結させるにはそれなりの力が必要になります。
基本的に作品の長さを気にする必要はありませんが、作品を完成させた数だけ作者としてはレベルアップするので、はじめての方は短編小説から挑むのがおすすめです。
最初は500文字からはじめて、2作品目で1000文字、3作品目で2000文字など、徐々に文字数を増やしていくのがおすすめです。
慣れたら10万字の物語くらいは書けるようになっていますよ(笑)
作った二次創作を投稿しよう!
二次創作の書き方を学んで、作品を書きあげたら小説投稿サイトに作品を出してみましょう!
ここではおすすめの小説投稿サイトを2つだけ紹介しておきます。
pixiv(ピクシブ)
二次創作の投稿先として、まず候補に挙がるのはpixivでしょう!
イラスト投稿が中心となるサイトですが、実は二次創作小説の投稿も活発に行われています。
投稿が活発と言うことは、読者も多く、読まれる可能性も高いです。
信頼性の高い投稿サイトなので安心して自分の作品を任せられます。
親見さん 二次創作小説の投稿先を探しているのですが、pixivへの投稿はありなのでしょうか? 二次創作小説の投稿先に悩んでいるのなら、pixivへの投稿は以下の理由から圧倒的にありです。 pixivが二次創作小説の[…]
ハーメルン
pixiv同様、ハーメルンも二次創作の投稿先として考えてみるべきでしょう。
ハーメルンは、登録者数が30万人を超える化け物みたいなサイトで、あの小説家になろうに次ぐ規模を誇っています。
pixivと違い企業による運営ではないものの、サイトの機能は十分なモノが揃ってるんです。
親見さん 二次創作小説の投稿先として、ハーメルンはどうなのでしょうか? 二次創作小説の投稿先の候補に、必ずと言っていいほど入ってくるのがハーメルンです。 結論から言えば、ハーメルンは投稿先としてありですよ~! […]
二次創作を書く力を伸ばすトレーニング方法!
・読者さんが面白いと思うような物語の流れをつかめる
・自分の文章の無駄に気付ける
親見さん 小説を写経することで、小説力が上がると聞きました。実際、効果はあるんでしょうか? 効果はあります! 僕が小説を書き始めたころ、好きな作家さんの作品を毎日写経していました。 この記事では、実体験を[…]
二次創作の役に立つ小説の書き方が学べる本をご紹介!
ゼロから小説の書き方を学べる書籍:「物語」のつくり方入門7つのレッスン
親見さん 小説を書き始めたのですが、物語のつくり方やキャラクターの動かし方がよくわかりません……。 書籍『「物語」のつくり方入門7つのレッスン』は、はじめて小説を書き始める方におすすめの書籍です。 メリハリのあ[…]
創作の探求者向け!:物語の法則
クリエイターならば1度は読んでおきたい書籍として、『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』を紹介します。 創作におけるディープな理論や心構えが本書籍にはたっぷりと詰まっています。 この書籍は映画や小説に[…]
「魅力的な文章とはなにか?」を知れる作品――GOSICK
「読者の目を惹きつける魅力的な文章はどんな感じで書かれてるんだろう?」
読者を惹きつける正解の文章として、胸を張って紹介できる作品に「GOSICK」があります。
魅力的な文章を世の中に出ている作品から学ぶのは、有効な学習手段の一つです。
GOSICKについては、以下の記事でも解説していますので参考にしていってくださいませ!
親見さん 魅力的な文章ってなんなのでしょうか……? 小説を書く人にとって、一生悩める命題の1つです。 もはや、哲学の領域。 魅力的な文章――この解答は複数あると思います。 そのすべてを網羅することは[…]
まとめ
初心者さん向けの二次創作の書き方についてまとめました。
創作のコツについても触れましたが、まずは書いてみることが1番です!
小説というアウトプットが自分に合っていると感じたら、そこからお勉強をしていけばいいと思います。
文章作法や、表現方法……学ぶことはたくさんありますが、とっても楽しい世界ですよ!
みなさまの創作活動が、良きものになることを願っていますん。
当ブログでは創作に役に立つ情報も紹介していますので、よろしければ覗いていってください。
小説で熱い戦闘シーンが書けなくて困ってる人は多いんじゃないでしょうか? 親見さん 戦闘のシーンがどうしても淡々としてしまうんですよね……。 熱い戦闘シーンを作るのに、必要な要素は大きく分けて2つです。 ①キャ[…]
オズ ガンガラーの谷のツアーに行ってきたオズだよ。 メードリー オズの話を聞いてあげる係のメードリーよ! オズ 旅行者やアイデアを探すクリエイターさんに向けて、沖縄本島の南部にあるガ[…]
・記事のナビゲイター:親見 心(おやみ こころ)
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