こんにちは! マヨナカログのつくよみです。
みなさん、読者を惹きつけるキャラクターを作るために日々努力をしていると思います。
読者の印象に残るキャラクターを作るのは、難しいですよね。
キャラクター小説と呼ばれるジャンルが生まれるほど、小説においてキャラの個性は大事な要素の1つです。
新人賞や投稿サイトで上位を狙うにも、キャラの魅力は間違いなく必要となります。
今回は、読者を惹きつける魅力的なキャラクターが必ず持っているモノを解説していきます!
・キャラクターが持つギャップを意識する。
・記号ではなく、エピソードを描く。
どんな小説のキャラクターを作ると読者は惹かれるの?
そもそもどんな小説のキャラクターを作れば、読者が目をギンギラギンにしてキャラに見入るのか。
読者が求める要素を知る必要があるでしょう。
そこで重要になるのは、キャラクターに感情移入できるかですね。
感情移入できるキャラクターに、読者は惹かれるんですよね。
感情移入には2通りあります。
読者と同じ要素を持っているキャラクターに、「あーあー、わかるわかる。それな」と共感するパターン。
憧れパターン
読者が持っていない要素を持っているキャラクターに「いいなー、こんな人になりたいなー」と憧れを持つパターン。
主人公が平凡な高校生であったりする場合が多いのは、読者の共感を狙っているからです。
平凡系の主人公を見る機会が多いのは、それだけ効果が大きいからです!
後者は、チート系主人公やダークヒーロー系でしょう。
小説やマンガの悪役に、憧れてしまうことはありませんか?
悪役たちは、自分ができないこと(善悪関係なく)をいともたやすく実行するから、人はそれに一種の憧れを抱くんですよね!
そうなんですよね〜。まあ、結局人はありとあらゆるものに感情移入できる可能性があるんです。
ただし、それには条件があります。
創作においてこれは刺激が薄く、ただ共感できそうな要素を並べるだけでは効果的とは言えません。
人は、共感系+憧れ系のギャップに惹かれるんですよね。
つまるとこ、魅力的なギャップがあることが重要なんです!
小説の人気キャラクターが持っている記号以上の厚み
猫耳、ツンデレ、金髪、クール、キレ目、平凡、異能……小説のキャラクターを作るときは、性格、容姿にさまざまな要素をつけると思います。
ツンデレとだけ書いても、それに萌える人はいません。
属性の設定は大事なのですが、それだけで終わったらただの記号です。
キャラを構成する要素には、外面と内面の2種類があります。
小説では、外面で勝負するのは、漫画や動画と比べて難しいです。
なので、大事なのは内面ですね。
たとえば、ツンデレを描こうとしているとしましょう。
その場合、ツンデレの一言で終わらずに、エピソード化する必要があります。
ツンデレはテンプレ化されているところもありますが、そのエピソードは物語によって大きく異なります。
五等分の花嫁の『中野二乃』は、作品序盤では主人公である『上杉風太郎』をとても毛嫌いしており、ツンツンしていました。
「第三者でありうさんくさい上杉を家族の輪の中にいれたくなかった」「上杉から他の姉妹を守るため」というツンツンする理由が二乃にはあり、そこには「家族、姉妹想い」という彼女の側面がありました。
ツンツンしていた彼女ですが、テスト勉強や学校のイベントを通して、上杉を認めて心を開いていきます。
ネタバレになるので、詳しくは語りませんが、二乃がデレるまで数多くのエピソードがあるんです。
人気の出る小説用キャラクターの作り方
最後に、小説キャラクターの作り方を解説します。
ここまでに出てきたことをまとめるとこうなります。
・そのキャラクターが持っている属性にエピソードを加える。
まずは、キャラクターが持つ要素から決めてみましょう。
ギャップのある属性を連想ゲームで思い浮かべてみます。
→『ちゃらんぽらん』なのに、『超強い』
→『超強い』のに、『虫に弱い』
→……
連想ゲームの中で、「自分の書く予定の物語に合いそう」か「純粋に面白そう」な組み合わせをいくつかピックアップします。
あとは、キャラクターがどうしてその属性を獲得するに至ったかを夢想しましょう!
属性にエピソードが加われば、おのずとキャラクターが動き出します。
息を吹き込まれたキャラクターは、ただの文字にとどまらない読者を惹きつける魅力を持っていますよ!
まとめ
読者がキャラクターに惹かれる条件と、小説のキャラクターの作り方をまとめていきました。
・記号ではなく、エピソードを描く。
以上2点をまずは意識してみるといいですよ!
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