小説の文章作法の基本!|読者さんが3秒で離れないようにするために気を付けるコト

  • 2021年6月19日
  • 2022年12月13日
  • 小説

親見さん
小説を書く上で、気をつけるべき文章作法があると聞きます。調べてみても、たくさん出てきてよくわかりません!

小説の文章作法をすべて把握するのは大変ですよね。

長い間小説と関わってきたボクですが、たくさんある文章作法をすべておぼえている自信はありません。

ただ、絶対に間違えてはいけないモノ、間違っていたら読者さんの目につくモノは理解しているつもりです。

読者さんが「ん?」と思ってしまう文章は、物語の理解を邪魔してしまいます。

結果、本を放り投げて離れてしまうコトもあり得ます。

親見さん
文章作法が原因で読者さんが離れていくのは、悲しいですね。

今回は、絶対に押さえておくべき文章作法を8個厳選して紹介しようと思います。

 

親見さん
8個なら、おぼえられそうです!

はじめて小説と向き合う方でしたら、この記事で紹介する文章作法をおぼえて執筆に臨めば大丈夫です。

細かい作法は、書き始めてから「もっと読みやすい文章を書きたい!」と、思ってからで遅くはありません。

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絶対に押さえておくべき小説の文章作法【ルール編】

この章では、小説を書く上で守らないといけない文章作法を5個まとめています。

ルールなので、基本的に守らないとダメな項目です。(意図的に破る場合もありますが、おすすめはしません)

ポイント
①字下げをしよう
②3点リーダーとダッシュは、偶数で
③疑問符、感嘆符の後にはスペース1つ
④「」の終わりには、句読点をつけない
⑤漢数字と算数字は使い分けよう

①字下げをしよう

小説では、改行したときに字下げを行います。

ただし、「」と()が文頭にくるケースは例外で、字下げは必要ありません。

PCでは文章の最初にスペースキーで全角の空白を入れることで字下げができます。

親見さん
小説では必ず字下げが行われていますよね! 基本的な文章作法の1つです。
例文:
␣ボクは星空の下でたき火を眺めていた。
␣燃えているまきを火ばさみでつつくと、バチッ! と大きな音がする。
「うわっ!?」
␣ボクは体をのけぞらせた。
(びっくりした……)

上の文章のように、「」と()以外は、全角の空白を1文字入れればオッケーですん!

②3点リーダーとダッシュは、偶数で

3点リーダー(…)とダッシュ(―)は偶数個で使う必要があります。

これも、小説を書く上で大事な文章作法なので、ばっちりがっちりおぼえておきましょう!

例文:
「ああ……ボクは死ぬのか」
「いえ――あなたは死にません! 死なせません――――!」

ちなみに、ツイッターやラインで3点リーダーをわざわざ偶数打ちする方は、大体作家さん。これマメ知識です。

親見さん
3点リーダーの使い方で創作活動をしていることが知られる可能性がありますね。

③疑問符、感嘆符の後には空白を1つ

小説において、「!」や「?」の後にはかならず全角の空白を入れる作法があります。

ただし、「」や()の文末、「!」「?」を重ねるときだけは例外です。

例文:
「2度と!␣逆らうんじゃ!␣ねえぞ!!!!????」

SNSで疑問符、感嘆符の後ろにわざわざスペースを入れる方も、小説を書いている方が多いですね、はい。

親見さん
小説家さんたちは文章作法が染みついているんですね。

④「」の終わりには、句読点をつけない

句読点(、や。のこと)は、「」や()の文末につけないルールになっています。

例文:
NG
「まずいですよ。」
(まずいですか。)

OK
「いいですよ」
(いいですか)
親見さん
文章を書きなれていないと、ついつい句読点を付けてしまいそうになりますね。
ちなみに、「!」や「?」は、「」の終わりに付けても問題ありません。

⑤漢数字と算数字は使い分けよう

小説には、縦書きと横書きが存在します。

親見さん
書店で売られている小説は、縦書きが基本ですよね! でも、ネット小説だと横書きが多いです。このブログは、横書きですね!

縦書きの場合には、123のような算数字を使い、横書きの場合には、一二三のような漢数字を使いましょう。

横書きの場合だと、一(いちを書いています)とー(長音符を書いています)が見分けつきませんよね。

親見さん
目をこらさないと、どちらが書いてあるのかわかりませんね! この小説作法は読みやすさに直結しそうなので、特に気を付けたいです。

絶対に押さえておくべき小説の文章作法【書き方編】

この章では、読んでいてどうしても目についてしまう、読書を妨げてしまう書き方を3個まとめています。

ポイント
①二重表現に注意しよう
②文章に統一感を出そう
③難しい言葉は使わないようにしよう

①二重表現に注意しよう

頭痛が痛い。

親見さん
あ、これ見たことあります!

これが二重表現です。

頭痛で頭が痛いことをすでに言っているのに、痛いを重ねてしまう。

このような表現は、読者さんをもやっとさせてしまうので、気をつけた方がいいです。

とは言っても、ボクもいまだにやりがちなんですけどね!

②文章に統一感を出そう

これもやりがちで、読者さんに違和感を与えてしまう例ですね。

例文:
ボクはイスのそばに立った。そこで、彼女に椅子に座るように促した。

「イス」と書いた後に、「椅子」と書く。

特別な理由がない限りは、イスで統一したほうが無難です。

長文になればなるほど、言葉の管理が難しくなりますが、出来る限り統一感を保つようにしましょう。

その方が、読者さんにとって読みやすいです。

③難しい言葉は使わないようにしよう

難しい言葉には、主に2種類あると考えています。

難解漢字と横文字です。

以下は、難解漢字の例です。

例文:
ボクはさんさんと輝く太陽に辟易していた。
ボクはさんさんと輝く太陽にうんざりしていた。
親見さん
うんざりの方がわかりやすいですね!

読者さんが辟易の意味を理解していればいいですが、そうでない場合読書の進行を邪魔してしまいます。

難しい言葉は、できるだけかみ砕いて伝えた方がいいでしょう。

親見さん
かっこいいから使いたくなるんですけどね!

横文字に関して、例を挙げるとすればビジネス用語です。

例文:
あの人にアサインしといて。

知らない人は「は?」となります。

例文:
あの人に割り当てといて。

この言い方なら、誰でもわかります。

自分が理解している言葉を他人が必ずしも理解しているとは限らない!

これをおぼえておくといいですね。

小説は多くの人に贈るモノなので、専門用語や難解漢字、横文字は避けた方が無難です。

まとめ

絶対におぼえておくべき小説の文章作法についてまとめました。

最低限の作法をおぼえておけば、「この作品、ちょっぴり読みにくいから読むのをやめよう」となることはなくなります!

みなさまの創作活動が楽しいモノになるよう祈っています。

このブログでは、他にも創作活動の役にたつ情報が数多くありますので、もしよろしければ読んでいってください!

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