こんにちは! マヨナカログのつくよみです!
好きなジャンルや得意なジャンルから選んでもいいですが、今回は一歩踏み込んだジャンル選定の方法を解説します。
・新人賞を通過する
ジャンルごとの競争率や、作者ごとの得意不得意があり、これらを達成するには、目的にあった正しいジャンル選びが不可欠です。
また、ジャンル選びとターゲットとなる読者の選定は非常に密接に関わっていますので、そちらもあわせて解説致しますん。
ジャンルの設定の前に、ターゲットの設定と分析
ターゲットの設定
ジャンルを決める前にターゲットを設定する必要があります。
自分が書いた作品を読む人を大まかに決めるのです。
たとえば、「20代男性」「高校生」等々大まかに相手を決めます。
その決め方ですが、新人賞ならば新人賞、小説投稿サイトならば小説投稿サイト、その読者を徹底的に分析しましょう。
分析をすると、ボリュームの多い読者が見えてくるはずです。
その通りです。
投稿サイトならば、ランキングデータを調べれば、読者層と好まれているジャンルを割り出すことができます。
新人賞であるのならば、その新人賞の審査員がどのような人に読ませるための作品を求めているかを研究する必要があります。
ペルソナの設定
ターゲットをさらに深堀する方法として、ペルソナの設定があります。
似ているようで、違います。
ターゲット設定では、人のおおまかな『属性』を狙い撃ちにします。
ですが、ペルソナ設定では、一人の架空の人物を想像して、そのプロフィールを作り上げてしまうのです。
そうですね。ターゲットをより深堀りしたのが、ペルソナなのです。
例として、20代男性をターゲットにした場合、次のようなペルソナを作ってみます。
性別:男
年齢:22歳
職業:大学生
収入:60万円(バイト)
家族構成:父、母、兄、妹、猫
趣味:ゲーム、読書、旅行
好きなもの:猫
嫌いなもの:酒
欲しいもの、やりたいこと:猫カフェを運営したい
生活の中にある不満:バイトだけでは、お金がたりない。
ペルソナをどこまで細かく設定するか、どんな項目を設定するか?
ペルソナの項目は増やそうと思えば、いくらでも増やすことができてしまいます。
どれだけの項目を決めるかは……目的によりますね!
項目数が少なければ、多くの人に当てはまりやすい汎用性が高いペルソナと言えます。
逆に、項目数を増やせば、当てはまる人が少なります。
項目数を増やすメリットはあります。
対象となる読者数は少なくなるかもしれませんが、当てはまったらその人の心に深く突き刺さる物語になります。
「わたしが思うに、小説ってのはキホン的に、ターゲットを限定すればするほど、狙う読者層を狭めれば狭めるほど、面白くなんのよ。そりゃあ究極のラノベにもなるほどでしょうね――あんたのコレを、魂込めてたったひとりのためだけに書いたんだから」
引用:エロマンガ先生 第1巻
某エルフ先生の言葉ですね! その通りだと思います。
小説と同じ文章媒体であるラブレターが人に刺さりやすいのは、特定の1人のために書いたからです。
この考え方は、小説だけならず、ブログや社会に出てからも非常に役に立つので、身につけておくことをおすすめしますん!
ジャンルの設定方法
ジャンルの設定は、作成したペルソナを元に行っていきます。
ポイントは、自分が作ったユーザーの気持ちになって考えることです。
前の項目で設定した櫻川さんは、好きなものや願望に猫が絡んでいます。
考えを進めて行って、今回は仮に「櫻川さんが猫耳少女を出したら喜ぶ!」と、自分の中で結論が出たとします。
それを元にジャンルを決めましょう。
猫耳少女が出しやすいジャンルということで、ファンタジーがいいでしょう。
ペルソナが喜びそうな設定を探して、それを基準にジャンルを設定しましょう!
ジャンルどころか、小説に盛り込みたい要素やストーリーもある程度は決定できます。
猫耳少女を出すと決めて、猫カフェが好きな櫻川さんについてさらに考えます。そして、彼はお金が足りないというお悩みを持ってます。
現実の悩みを物語の中で解決できるとしたらどうなるだろう? と考えるんです。
お金に困っていた主人公が猫耳少女と出会って、あれやこれやあって猫耳少女カフェを開くことになり、お金の悩みを解消していく……みたいな物語が想像できます。
まとめ
ジャンルの設定のやり方を解説しました。
ジャンルの設定自体は難しくないです。
キモとなるのは、ペルソナの設定でしょう!
みなさまの創作活動が、よりよいものになりますように願っていますん。
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