小説を書くときに、行き当たりばったりで作るのか、手順を把握して作るのかでは、作品を完成させるまでの難易度に大きく差が出てきます。
以下のような作品をはじめとして、人並には長編小説を書いてきたので、経験談と他の作者さんのお話を元に、小説を書くときの手順を解説します。
小説を書く手順を4つのステップで解説!
小説を書く手順には、大きく分けて4つのステップが存在します。
①アイデアを探す
②プロット・キャラクターを作る
③執筆をする
④推敲をする
短編小説でも、長編小説でも、執筆の大きな流れは変わりませんので、これさえ押さえておけば、作品作りがグッとしやすくなります。
初めての方で、短編・長編小説のどちらを書くかを決めかねている方は、短編小説からチャレンジしてみることをおすすめします!
一つの物語を完成させることで得られる経験値が非常に多いですよ!
親見さん 小説を書き始めたのですが、完結までたどり着けません……。 はじめて小説を書こうと思ってから、いきなり10万字単位の長編を書くのはなかなか大変ですよね! はじめて執筆と向き合う方には、まず短編小説から書[…]
①アイデアを探す
小説を書くためには、アイデアが必要になります。
実は、アイデアの作り方には、重要な原理が2つ存在します。
・アイデアは既存の要素の組み合わせ
・事物の関連性を見つけ出すことが重要
アイデアはゼロから生み出すのではなく、既存の要素の新しい組み合わせです。
つまるところ、必要なのは既存のアイデアのインプット(他の方の作品に触れたり、新しい経験をしたり)と自分だけの視点で物事の関連性を見ることです!
アイデアを生み出す方法については、書籍『アイデアのつくり方』が参考になります。
上記の本を僕が読んだレビューは、以下の記事にまとめてますので、よろしければ読んでみてくださいませ~。
親見さん 小説のアイデアが思いつきません。かれこれ一週間は、回転式洗濯機のように頭をフル回転させているのですが、なにも浮かばないのです……。 アイデア出しは小説を書き始める手前の段階で、ここでつまづいてしまうと何もで[…]
②プロット・キャラクターを作る
アイデアが出来上がったら、次はプロットとキャラクターを作っていきます。
プロットは、小説を作る際の設計図です。
物語がどんな構成になっていて、どんなキャラクターが登場して、どうやって進行していくのかを決めます。
・世界観と舞台設定
・登場するキャラクター
・話の流れとオチ
上記の要素をドキュメントにまとめていくのですが、詳しいプロットの作り方は以下の記事を参考にていみてくださいませ~。
親見さん あの子がああして、こうなって、でも、これだとオチが決まりません! プロットがビシッと書けません。 プロットの作成の沼にハマると、なかなか抜け出せませんよね。 親見さん 正しいプロットを書けて[…]
プロット作りに役立つ書籍を2冊ご紹介しておきます。
書籍『「物語」のつくり方入門7つのレッスン』は、はじめて小説を書き始める方におすすめの書籍で、プロットの作り方、キャラクターの動かし方等の作品作りに知っておきたい情報が詰まっています!
僕が実際に読んでレビューした記事は、以下にありますので参考にしてみてくださいませ。
親見さん 小説を書き始めたのですが、物語のつくり方やキャラクターの動かし方がよくわかりません……。 書籍『「物語」のつくり方入門7つのレッスン』は、はじめて小説を書き始める方におすすめの書籍です。 メリハリのあ[…]
「初心者レベルの情報では物足りないよ」という方には、書籍『物語の法則』がおすすめです!
執筆がはじめての方にはおすすめできませんが、慣れてきた方ならば「ははぁ、なるほど」となるような一歩踏み込んだ物語の知恵が詰め込まれています。
クリエイターならば1度は読んでおきたい書籍として、『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』を紹介します。 創作におけるディープな理論や心構えが本書籍にはたっぷりと詰まっています。 この書籍は映画や小説に[…]
③執筆をする
アイデアとプロットが整ったら、いよいよ執筆のお時間です。
上手な文章は、ぶっちゃけ言って必要ありません。
読者さんにわかりやすく伝えられれば、ひとまずそれでオーケーです。
ただ、世の中にはついつい読み込んでしまうような魅力的な文章があるのも事実……。
魅力的な文章については、以下の記事でまとめていますので、よろしければ参考にしてみてくださいませ~
親見さん 魅力的な文章ってなんなのでしょうか……? 小説を書く人にとって、一生悩める命題の1つです。 もはや、哲学の領域。 魅力的な文章――この解答は複数あると思います。 そのすべてを網羅することは[…]
長編小説執筆時には、自分のペースでコツコツ進めていくことが大事です。
何万字と文字を書き連ねていく長編小説を書くときには、途中で息切れしてしまうことがあります。
最後まで書くコツは、以下にまとめておきますので、参考にしてみてくださいませ。
親見さん 長編小説が最後まで書けません! 長編小説を書ける人はあっという間に作品を完成させますが、最後まで書くコツはあるんでしょうか? 長編小説を書くのは、難しいですよね。 10万字以上から成る長編小説。ふつう[…]
④推敲をする
執筆お疲れさまでした!
後は推敲――すなわち自分の書いた小説を読み直して、不足を補って、無用を削っていく作業をしていけば、作品が完成します。
推敲をするときに、特に大切にしたいポイントは2つあります。
①はじめて作品を読む読者の視点で見返す
読者さんは作品の設定を知りませんので、何も知らない状態でも物語が楽しめるか、考えてみることが大事になります。
②推敲は、少し時間を置いて実行する
書ききった直後は、ランナーズハイな状態になっていて、「最高の物語ができたぜ、ヒャッハー!」となっていることが多いです。
冷静に自分の作品を見返すためにも、一週間から一か月程度の時間を置くことをおすすめします。
推敲のやり方については、以下の記事でまとめていますので、参考にしてみてくださいませ~。
親見さん 小説の推敲のやり方がいまいちわかりません……。 小説の執筆の過程において、推敲は重要な過程の1つです。 ですが、「なにをチェックすればいいのか?」「いつやるのがベストなのか?」を意外と知らない方も多い[…]
また、推敲に特化した世にも珍しい書籍がありますので、こちらも参考にしてみてください。
文章の書き方やキャラクターの作り方、プロットの練り方……これらを教えてくれる人は多いですが、推敲について語ってくれる人は少ないです。 親見さん 小説の推敲は大事な過程なのですが、情報があまりにも少ないんですよね……。[…]
小説を書くときにおすすめの執筆環境について解説
小説を書く道具は、大きく分けて3つあります。
・パソコン
・スマホ
・ノート・原稿用紙
この中で、個人的にもっともおすすめしたいのはパソコンです。
タイピングさえできれば、執筆速度が圧倒的に早く、Web小説サイトへの投稿もスムーズだからです。
ただ、スマホやノート・原稿用紙でも小説の執筆はできます。
僕も、自分のパソコンがない時代は、こっそり夜中に家族共用のパソコンを起動して、ノートに下書きをしていた作品を投稿サイトに入力していました。
執筆環境については、以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければ参考にしてみてくださいませ~。
みなさんは、どこで小説を書くことが多いでしょうか? 親見さん 私はお家で書きますかねぇ。 自宅・カフェ・ホテル・旅行先・電車の中、人によって執筆する場所は様々だと思います。 小説を自宅で書き、カフェで書き[…]
まとめ
小説を書くための手順についてまとめました。
①アイデアを探す
②プロット・キャラクターを作る
③執筆をする
④推敲をする
基本は、この4ステップで小説を作ることができます!
マヨナカログでは、他にも執筆に役立つ情報をまとめていますので、よろしければ参考にしていってくださいませ~。
オズ クリエイターさんや旅行者さんに、おすすめの観光スポットを紹介する係のオズだよ。 メードリー ぼっちのオズに付き合ってあげる係のメードリーよ。 オズ 今回は、長崎県を代表する[…]
親見さん 擬音語を使うと小説に稚拙さが出てしまいます……。使わないほうが良いのでしょうか? 答えとしては、小説に擬音語を使うのはオーケーです。 用法用量を間違えなければ、読者さんに対して直感的に情報を伝えること[…]