アイデア出しは小説を書き始める手前の段階で、ここでつまづいてしまうと何もできません!
Noです。
アイデアの作り方には法則が存在し、それに基づけば能動的にアイデアを産み出せます。
その法則を語った書籍が『アイデアのつくり方』です。
今回、ボクが実際に『アイデアのつくり方』を読んできましたので、ご紹介させていただきます。
アイデアが生まれる法則を知っておくと、執筆にかける時間が格段に増やせます。
ぜひお付き合いくださいませ~!
アイデア作りにおいて重要なたった2つの原理
まずはアイデア作りにおいて最重要ともいえる原理を2つご紹介します。
このアイデアの原理を知ることで、自分だけのアイデアをグッと作りやすくなります。
【其の壱】アイデアは既存の要素の組み合わせ!
アイデアはゼロから作り出すモノではなく、既存の要素の組み合わせであると『アイデアのつくり方』は言っています!
「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない」とすら言いきっています。
そして、これがアイデアを作成する上でもっとも大切な事実であると筆者の方は言っています。
【其の弐】事物の関連性を見つけ出そう!
事物の関連性を見つけ出すコトが、アイデアを作成する上の重要な原理の1つになります。
このファクターは各人の心の動きに依存する要素が大きいようです。
人によって、世の中の物事の見え方が違います。
事柄1と事柄2があったとします。
Aさんにとって、この2つはまったく関連性がないように見えました。
ですが、Bさんが見たら鎖でつながれたかのような関連性があるように見えています。
アッと驚くアイデアを次々と見つける人がいますよね?
一見しただけでは関連性のない事柄を、1つに繋ぎ合わせることができれば、原理【其の壱】に則ると、新しいアイデアができるというわけです。
この原理は、自分だけの視点で、新しいアイデアを見つけ出せる可能性を示唆していますね!
アイデアが作られる過程は5段階に分かれる
アイデアが出来上がる原理を押さえたところで、次は過程を見ていきます。
アイデアが作られる5ステップを見ると、「ああ、そういえば自分もこんな段階を踏んでいたな~」と思えるはずです!
僕も経験的に納得しました。
①資料集め
②資料の咀嚼
③なにもしない。
④アイデアが見つかる!
⑤アイデアを現実の有用性があるモノに落とし込む
それでは、順に見ていきましょう。
①資料を山のように集めよう!
資料集めの第一段階はかなりわかりやすいですね!
とにかく資料を集めて、読み漁る。
それはもう草を貪るヤギのようにひたすら知識を吸収し続けます。
新しいアイデアは既存のアイデアの組み合わせ。
この原理に則るならば、既存のアイデアをより多く知る必要があります!
②資料を咀嚼する!
第二段階は、取り込んだ資料を消化する過程です。
人が食べたモノを胃袋で消化していくように……。
この段階は、集めたアイデアをジグソーパズルのように組み合わせて、アイデア同士の関係性を探ります。
ただし、大抵の場合、ここではアイデアが生まれません。
③脱力段階
第三段階は、何もしません。
第二段階でアイデアを組み合わせていくも、なかなか良いアイデアに巡り合えません。
ここで、「もう、ヤダッッ!」と、アイデア探しに嫌気がさして一度放り投げてしまうんです。
そして、温かいココアでも飲みながら、大好きな本を読んで、たっぷりとリラックスしましょう。
後に解説しますが、何も考えない空白の期間も、アイデア作りには必要な時間です。
④やった! アイデアが見つかった!
空白の時間に、アイデアは突然見つかります。
これが第四段階です。
電車に揺られてボーっとしているときに、突然アイデアが降ってきた――など、何も考えていない時に神様の啓示がやってくるパターンに心当たりはないでしょうか?
そうですね。
第三段階の空白の時間は、アイデア作りにとって必要不可欠なんです。
⑤アイデアを有用性があるモノへと落とし込む
アイデアが生まれたら、もうこっちのモノです。
第五段階は、自分の望む形にアイデアを落とし込んでいきます。
小説家さんだったら、プロットに落とし込んでいけばオーケーです。
お疲れさまでした!
まとめ
書籍『アイデアのつくり方』についてまとめました。
自分だけの新しいアイデアを作る上で、非常に有用な本になっていますので、ぜひ一度読んでみてくださいませ!
ちなみに、第二段階のアイデア同士の関係性を見つける段階では、マインドマップが非常に有用ですので活用してみてくださいませ!
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