長編小説を書くのは、難しいですよね。
10万字以上から成る長編小説。ふつうは、書けるものではないです。
長編小説はまさにマラソン大会で、書ききるには人並み以上の体力と精神力が必要になります。
長編小説を書いていて、途中で挫折するパターンは大きく分けて2つあります。
②モチベーションが保てない。
2つのパターンを細かく分類して、よくあるパターンと問題ごとの解決方法をこの記事ではまとめます!
挫折するような困難への対処方法を知って、最後まで書き切る力を身に着けていってくださいませ!
内容に問題があって、長編小説が書けないパターン
長編小説が書けない理由には、内容に問題があるパターンがあります。
そうですね! あるあるです。
内容に問題があるパターンの解説と解決法をババっとまとめていきます。
物語が迷子になった
さっき例に上がっていた次に書くべきものがわからなくなって、長編小説が書けなくなるケースですね。
物語のプロットを用意していない場合、まずはプロットの作成から始めるといいです!
プロットは言わば物語の地図。
これがあるだけで、物語が迷子になるケースはグッと減って長編小説が書けるようになります。
プロットの書き方については、以下の記事を参考にしてくださいませ~!
親見さん あの子がああして、こうなって、でも、これだとオチが決まりません! プロットがビシッと書けません。 プロットの作成の沼にハマると、なかなか抜け出せませんよね。 親見さん 正しいプロットを書けて[…]
プロットを用意していても迷子になったときに取れる対処法は、シンプルに以下の2種類です。
②話が逸れたと自覚したうえで、プロットを作り直す。逸れたまま突き進む。
プロットから話が逸れた時点に立ち返って書きなおすのは、1番シンプルな方法で想定していた物語を書くのには持ってこいの方法です。
物語が当初の予定と変わってしまうのは、悪いコトばかりではありません。
作者すら予想ができない物語は、時に読者さんに驚きを与えます。
また、キャラクターが勝手に動き出して物語が迷子になるケースも多々あります。
この場合、キャラクターが勝手に動き出すということは、キャラが立っている証拠にもなるんです!
話が逸れるコトによってキャラクターが輝きだした場合、プロットを修正して、そのまま完成に持っていくのもありです!
エピソードの材料が思ったより足りなかった
「ストーリーを描き切ってしまったけれど、予定の半分くらいの文量だった……。これじゃあ中編小説だよ」みたいなパターンがあります。
ぶっちゃけ言うと、その物語に満足しているのなら、中編小説だろうが完成でいいと思います!
「この作品をどうしても長編小説にしたいんだ!」というあなたには、以下の方法があります。
②キャラクターを徹底的に掘り下げる。
③主人公以外の視点からも物語を書く。
エピソードの追加やキャラクターの掘り下げを行う際、書籍『物語の法則』も参考にしてみてくださいませ。
クリエイターならば1度は読んでおきたい書籍として、『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』を紹介します。 創作におけるディープな理論や心構えが本書籍にはたっぷりと詰まっています。 この書籍は映画や小説に[…]
プロットの書き方や、キャラクターの掘り下げについて深く語られており、一段階深みの増した物語が作れるようになりますよ~!
小説のアイデアが浮かばないで、もんもんしてる方は多いんじゃないでしょうか? 親見さん 脳みそをぞうきんみたいにひねり回しても、アイデアが出ません! アイデアは気まぐれなもので、浮かぶときはポンポンと出てくるので[…]
親見さん 小説のアイデアが思いつきません。かれこれ一週間は、回転式洗濯機のように頭をフル回転させているのですが、なにも浮かばないのです……。 アイデア出しは小説を書き始める手前の段階で、ここでつまづいてしまうと何もで[…]
中編小説を長編小説するのにはリスクもあるので注意!
中編小説を長編小説のは、リスクもあります。
薄めたお味噌汁みたいにおいしくないモノが出来上がるリスクです。
中編小説として完成した物語は、なるべくしてなった場合が多いです。
そのテーマがたまたま中編に向いていたんです。
長編小説も、無理やり作るのではなく、なるべくしてなることが多いので、中編小説になってしまった場合は、それで完結として、さっさと次の作品に移ってしまうのがいいでしょう。
次は、もっと長編向きのテーマ選びやプロットを書くように心がければ、一歩前進です!
あ、長編小説の基準の1つである10万字の壁をぶち破る過程を以下の記事で解説しています~。
作家さん、こんにちは! 小説における10万字の壁の破り方について、解説していきます。 親見さん 周りの方は10万字の小説を平然と書いてます! 10万字なんてどう書けばいいんですかー! […]
矛盾があって、それが解消できない。
長編小説を書いているうちに、作中の矛盾が目について書き進められなくなるパターンもあります。
前提として、人が作る物語には矛盾が必ず存在します。
物語の根幹に関わるような致命的な矛盾は、もちろん直さなくてはなりません。
ですが、小さな矛盾は無視してしまった方がいい場合も多いです。
作者は、誰よりも物語を深く理解しています。
だから、細かい矛盾に気づくのですが、「他の人は気づかない」ことも多々あります。
あまり目につかないこまごまとした矛盾に固執して、物語が完結しなかったら元も子もありません。
矛盾の重大さを考えた上で、潰すかどうか決めましょう!
モチベーションが保てないから長編小説が書けないパターン
長編小説が書けない理由の1つに、「モチベーションが保てない」があります。
モチベーションが保てない理由の紹介と解決法をまとめていきますん!
書いている長編小説の内容が面白いかわからない
長編小説が書けないときの心境の1つに「自分の書いている小説は、面白いんだろうか……?」と、考えてしまって筆が止まるケースがあります。
面白いか、面白くないか、自問自答して「面白くない」と決めつけてしまって、筆を折ってしまう。
これの解決法は、自分が書いているモノが面白いか否かを考えないことです。
でも、実際それが1番です。
自分が「面白くない、ウケないだろう」と思った小説が「面白い」と言われたり、「最高傑作だ!」と意気込んで出した作品が「面白くない」と言われたり、その作品が面白いか否かなんて、世に出してみるまでわからないんですよね。
それでも割り切れない場合は一度推敲をする
親見さん 小説の推敲のやり方がいまいちわかりません……。 小説の執筆の過程において、推敲は重要な過程の1つです。 ですが、「なにをチェックすればいいのか?」「いつやるのがベストなのか?」を意外と知らない方も多い[…]
文章の書き方やキャラクターの作り方、プロットの練り方……これらを教えてくれる人は多いですが、推敲について語ってくれる人は少ないです。 親見さん 小説の推敲は大事な過程なのですが、情報があまりにも少ないんですよね……。[…]
純粋に書くのに疲れた
長編小説が書けないパターンあるあるの1つ。
純粋に疲れた!
執筆疲れなら、書くのをばっさりやめてみるのがいいですね。
・本を読んだり、映画やアニメを見たりしてインプットをする。
・旅行に行く!
僕個人としては、旅行がお休みも兼ねながらインスピレーションを得られる最強の息抜きだと思っています。
マヨナカログでは、インスピレーションが得られる魅力的な旅行先を紹介していますので、参考にしていってくださいませ~!
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他の方の創作物を読むのも超おすすめです。
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まとめ
長編小説が最後まで書けない理由と解決方法をまとめました。
・執筆(アウトプット)に疲れたら、他の人の作品を見る(インプットする)。
・物語が迷子になったら、プロットを見直すか、小説の内容を見直すか考える。
・長編作品のつもりが中編小説レベルの長さで完結してしまっても、それはそれで完成。
・矛盾は、場合によっては無視をする。
本サイトでは、他にも小説の制作に役立つ情報を数多く扱っていますので、もしよろしければ見て行ってくださいませ!
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