小説のアイデアが浮かばないで、もんもんしてる方は多いんじゃないでしょうか?
アイデアは気まぐれなもので、浮かぶときはポンポンと出てくるのですが、出ないときは一日中逆立ちしていても出ません。
今回は、アイデアが生まれる理屈や、プロも使うアイデア出しの手法を解説していきます!
アイデアはどんなときに生まれるのか?
小説のアイデアは、猫のように気まぐれです。けれど、アイデアが生まれやすい瞬間というのはあります。
そのタイミングを理解できれば、意図的にアイデアを生み出しやすい環境を作ることが可能です!
①他の人の創作物(動画、小説なんでも)を見ているとき
他の人の創作物を見ている最中にピンときて、「これを書きたい!」みたいなアイデアが浮かんだことがあると思います。
他の方が作った物語は、アイデアの宝庫です。
人間は入れた物しか取り出せません!
アイデアが出ない時は、インプット量が足りていない可能性もあるので、いろんな作品に触れてみるのもいいでしょう!
②人と話しているとき
人との会話も、ネタの宝庫です。
何気ない会話の中に、はっとするようなアイデアや面白い掛け合いが含まれていることがあります。
しかも、人の欲に触れられることも多いです。
人が何を欲しているか?
それを発見することができれば、読者に需要のある物語を書けて一石二鳥になるでしょう。
③なにも考えていないとき
ぼーっとしているとき、ふいにアイデアが舞い降りた経験はありませんか?
アイザック・ニュートンは、ぼーっとしているときにリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を閃きました。
アルキメデスは、ぼーっとしながらお風呂に入っているときに、アルキメデスの原理に気付きました。
歴史に残る偉人達の発見は、なにも考えてないときに生まれていることが多いんです!
④欲しいモノが出来たとき
欲しいモノ。それは、あなた自身の欲です。
そして、それはアイデアにもなり得ます。
たとえば、彼氏・彼女が欲しいと思ったとします。
その欲は、あなた自身の書きたいモノでもあり、他者にも需要のあるモノである可能性が高いです。
その欲を軸に物語を書けば、需要のある物語を作ることも可能です。
実践的にアイデアを出す方法
ここまでは、偶発的に、アイデアが浮かぶシーンを上げました。
次に、意図的にアイデアを生み出す方法について触れていきましょう!
①既存のアイデアを組み合わせる
既存のアイデアを組み合わせる。
これは、プロアマ問わず誰もがやっている強力な手法です!
出演作品の違うAとBというキャラがいたとします。
そのAとBが戦ったらどうなるんだろう? 恋愛させたらどうなるんだろう?
そんなことを考えていると、面白そうと思える作品ができるはずです。
もちろん、他者様のキャラクターをそのまま使っては、二次創作なので、自分なりのキャラクターに落とし込んで物語を書いていきます。
キャラクターだけではなく、シチュエーションを組み合わせれば、さらに良いアイデアになっていきます。
たとえば、この作品の主人公である十条寺とヒロインであるメードリーは、東方プロジェクトの「蓮子とメリー」みたいな百合百合した関係のキャラクターを書きたいから始まっています。


②マインドマップを使う
マインドマップは、中心になる概念を設定して、自由な発想でそれを分岐させていった図になっています。
これを使うメリットとしては、以下があります。
・連想ゲームで思いもよらない案が出る
・一見関係なさそうなモノとモノが繋がる
書きたいモノはあるんだけど、それだけでは小説にするには足りない。
そんなときは、書きたいモノを種にして、マインドマップを作成してみるといいですよ!
マインドマップについては、以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はご覧になってくださいませ~!
親見さん 小説にマインドマップは使えるのでしょうか? アイデア出しやプロット、キャラクター作り、小説を作る上でマインドマップはいろんなシーンに使えます。 マインドマップは、ビジネスシーンでもブレインストーミング[…]
③お散歩をする
お散歩は偉大です。侮ってはいけません。
京都には「哲学の道」があります。そこは、「文人の道」とも呼ばれていた過去があるんです。そこでは、西田幾太郎や田辺元等の哲学者が散歩をしながら思考を巡らせていました。
散歩と思考の相性は、抜群なのです!
偉大な作家さんや発明家さんの中にも、散歩をしてアイデアを出すよ~という方は多くいます。
というわけでお散歩はおすすめです。運動不足も解消できますしね!
④アイデアがなにもなくても、とりあえず書いてみる
とりあえず書いてみる。
これも、1つの解決法になり得ます。
「アイデアは、書いている流れの中で出てくるモノ」
村上春樹さんが、「村上RADIO~秋の夜長は村上ソングズで」おっしゃっていました。
ボクも、アイデア出しで詰まったら、「とりあえず書いてみる」をやることはあります。
プロットがないので、ぐだぐだな物語になることが多いですけれど、その中からアイデアを抽出して、練り直す作業はよくやりますね!
アイデア出しの法則を語った本をご紹介!
アイデアを作り出すための法則を語った本が、『アイデアのつくり方』です。
この本では、アイデアが生まれる2つの法則と5つのステップが語られます。
①アイデアは既存の要素の組み合わせである
②独自の視点で、事物の関連性を見つけ出すことが重要
親見さん 小説のアイデアが思いつきません。かれこれ一週間は、回転式洗濯機のように頭をフル回転させているのですが、なにも浮かばないのです……。 アイデア出しは小説を書き始める手前の段階で、ここでつまづいてしまうと何もで[…]
まとめ
アイデアについての話題をまとめていきました!
アイデアの出し方は、人それぞれです。まずは、いろいろ試してみて自分に合う方法を探してみましょう。
自分に合うアイデアの出し方は、小説のみならず、一生の宝になるはずですよん!
当サイトでは、他にも小説に役に立つ情報を扱っていますので、よければ是非見て行ってくださいませ。
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