社会人と学生では、趣味の小説を書くことにあてられる時間が圧倒的に違います。
「好きな小説は書き続けたい!」
社会人として小説を書き続けるには、単純に小説を完成させる力以外に、自分の体力と向き合ったり、予定を管理したりする能力が求められます。
・社会人が小説の執筆と向き合うコツ
本記事では、社会人作家さんが小説と向き合うためのノウハウをまとめていきます。
社会人作家さんや、もうすぐ社会人になる学生作家さんの参考になるような記事になってますので、ご覧になってくださいませ~。
小説を書く作家が、社会人になって得られるモノ・失うモノ
導入として、社会人と学生を比べてみます。
・講義や研究はあるけれど、時間はある。湯水のごとくある!
・お金は意識して使わないと、少しきつい。
・基本的に平日の8~10時間は会社に拘束されている。
・学生時代と比べて、お金はある。1万円の重みが変わってくる。
・効率化・最適化の思考が身につく
もちろん例外はありますが、自由に使える時間に関して言えば学生の方が圧倒的に多いです。
逆に、お金に関しては、当然ながら働いている社会人のほうが稼いでいます。
社会人が小説を書いていくには、時間管理能力が大事になる!
学生のころと違って、社会人になると自由に使える時間が少なくなります。
仕事に体力と時間が奪われて、小説が書けずに苦しい思いをする方も多いです。
そこで必要になってくるのが、「時間管理能力」になります。
執筆の手順を効率化する
毎回同じような作業をする部分をテンプレート化する
執筆を効率よく進めるためのツールを活用する
親見さん 小説の推敲はいつでも大変です……。 小説は書く作業も大変ですが、推敲にも時間と労力がたくさん必要になりますよね。 そんな推敲の大変さを手助けするツールとして、おすすめしたいのが「VOICEROID(ボイス[…]
やらないことを決める
小説を書いていく時間を捻出していくには、やらないことを決めるのが大事です。
社会人の時間を食われるイベントの代表として、飲み会があります。
これも、自分が必要ないと思ったなら、参加しないと決めてばっさりと断って、執筆の時間に当てたほうが良いです。
僕の場合は、飲み会の席にはじめて会う人がいるならば行く、そうでないならば行かないというルールの元で参加するかを決めています。
面白い人との出会いを逃すのは、惜しいですからね!
やる・やらないを決めるときに、「もし○○ならば、やる。○○ならばやらない」とあらかじめ決めておくと、迷わず決断できるのでおすすめです。
執筆環境を改善して、スキマ時間を有効に活用する
社会人になると、まとまった時間を確保するのが難しくなる時期があります。
その場合、スキマ時間を活用して小説を執筆していくしかありません。
・出社前の三十分の間に、小説を書く。
・出張に行く際の新幹線の中で、小説を書く。
いつでも・どこでも執筆できる環境を作るのが必須になります。
その作り方は、以下の記事でも触れていますので、もしよろしければご覧になってくださいませ!
みなさんは、どこで小説を書くことが多いでしょうか? 親見さん 私はお家で書きますかねぇ。 自宅・カフェ・ホテル・旅行先・電車の中、人によって執筆する場所は様々だと思います。 小説を自宅で書き、カフェで書き[…]
社会人と学生では、できる経験の種類が違う!
日常の生活・体験を小説に反映することはよくあります。
時間とお金の関係で、社会人になったらできるようになることもあれば、やりづらくなることもあります。
社会人になった方は、学生のときとは違った経験を意識的に積むと、小説の執筆に良い影響を与えられる可能性が高まります。
学生は、たっぷりと時間をかけないとできないことをすると〇
僕の場合、学生の夏休みには二週間かけて北海道を原付でぐるりと回ったことがあります。
ですが、社会人になってしまった今は二週間のお休みを取るなんてなかなかできません……。
現在、学生の方は時間をたっぷりとかけて旅行に行く経験をしておくと執筆に活かせます。
僕の場合は、原付の北海道旅行の経験があったので「お外で引きこもり」みたいな作品が書けました。
社会人は、お金で買える経験をすると〇
社会人になるとお金に余裕が出てくるので、お金で買える経験をすると、物語に厚みを出せるようになります。
旅行を例に上げると、学生の頃はお金を節約しながら旅をしていたところを、高級旅館にチャレンジしてみたりするのも良いです。
オズ ハロハロ。クリエイターさんや旅行者さんにおすすめの観光地を紹介する係のオズだよ。 メードリー ぼっちのオズに付き合ってあげる係のメードリーよ。 オズ 九州一周旅行に行ったと[…]
目玉が飛び出るような一泊ン万円する高級旅館など、学生の頃はなかなか手が出なかった旅行体験も、社会人ならば挑戦できます。
学生の頃と比べて、自由な発想で小説が書けなくなってしまった?
社会人になってから、自由な発想で小説が書けなくなってしまう方が多くいらっしゃるようです。
就職試験の合格通知
面白い人間の不合格通知
心は彼方全力疾走でもういないだろう
「俺に用はないだろう」
引用:会心の一撃(RADWIMPS)
社会人になって、自分が面白くない人間になってしまったと感じる方が多い印象です。
お金とか、ビジネスとか、効率とか
そういうことをこれから考えなくちゃいけないんだ。
そうでしょう?
引用:不可解(花譜)
社会人になってしまったら、どうしてもビジネスを考えなくてはいけなくなります。
なにが売れるんだろう? 読者が求めているものはなんだろう?
ビジネスライクな考えが前に来てしまって、自由に小説を書くことができなくなるのは、苦しいです。
何度も消して書いた言葉
なあ売れない物に価値はないのか?
引用:ヨダカ(月詠み)
売れない物・見られない物に価値はないと思い込んでしまう。
自由な発想ができなくなったと感じた時に、苦しいと感じる原因の一部はこれでしょう。
・誰のためでもない自分のための物語を書く
誰かが面白いと思う物語を書こうとするのではなく、自分が求めている物語を書くのも一つの手です。
良い息抜きになります。
わからない誰かの嗜好ではなく、自分の好きなものに対して書くので、正解が存在します。
自分のための物語を書いて、創作の楽しさを思い出すとまた執筆に望めます。
・割り切って書く覚悟を持つ
プロになりたいと願う場合、人が面白いと思う作品を作る必要があります。
その場合は、割り切って、ビジネス感のある作品になってしまうとしても、割り切って向き合う必要があるでしょう。
小説家になりたい社会人が仕事をやめるのはあり? なし?
小説家として生きていくために、お仕事を辞めようと考える方もいらっしゃいます。
人生を賭けた挑戦として、仕事をやめて新人賞に挑む。
それも、選択肢の一つとしてはありですが、基本的には、おすすめし辛いです。
編集者の方も、小説家一本で食っていくよりも、セーフティとしてのお仕事を持ちながらの執筆を望んでいる場合が多いです。
それだけ、小説一本で食べていくのは難しいんですよね……。
あまりに忙しい仕事の場合、転職はあり
あまりにも忙しくて、小説に手を付けられない場合は、忙しくないお仕事に転職することをおすすめします。
小説を書いて生きたい場合、本業はあくまでお金を稼ぐ手段にすぎませんからね!
ぶっちゃけ、生きていければ頑張って働く必要はない
生きていけるだけの収入があれば、それで良いと考えるタイプの人であれば、頑張って働く必要はないです。
僕も無理に働く必要はない派閥なので、だらだら暮らすための記事を書いていますので、よろしければ読んでいってくださいませ!
こんにちは、僕の人生の目標はニートになることです! 親見さん 絵に描いたようなダメ人間ですね……。 ニートになるためには、衣食住の充実が不可欠。 特に住の問題は大きく、僕も方針を決めかねています。 ①家[…]
こんにちは! ニートになりたいマヨナカログの管理人です。 クリエイター風にだらだらと暮したいボクは、楽に生きる方法を模索中です← 親見さん 怠惰ですねぇ。 ・働く時間を減らす。 ・だらだらと楽に働ける環[…]
まとめ
社会人が小説の執筆と向き合うためのあれこれをまとめました。
時間管理能力・社会人でしか得られない経験を武器に、末永く執筆生活ができることを願っております。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
物語には、人物に設定される役割が存在します。 親見さん 主人公のような物語上の役割ですね! 主人公と呼ばれるような型には、古代から使われている原型(アーキタイプ)があるんです! 主人公は誰でも知る物語の役[…]
Amazonが提供する電子書籍サイト「Kindle」 Kindleでは、個人で電子書籍を出版することができます。 親見さん Web作家として、Kindle出版で稼げるのでしょうか? 稼ぐチャンスは十分にあ[…]