『安達としまむら』は百合小説を書こうとしている人の参考書! 感想を交えて魅力を解説

百合小説を愛するみなみな様。こんにちは!

「百合小説を書きたいんだけど、参考になる作品はないかな?」

そんな方に向けておすすめしたいのが、お手本のような百合作品である入間人間様の『安達としまむら』です。


女の子同士の葛藤、近づき離れる距離感、儚さ、尊さ等々百合の魅力がぎゅっと詰まった一冊になっています。

親見さん
女の子同士の日常を書いているだけなのに、不思議と惹きつけられる作品ですよね!

実際に読んだ感想も交えながら、「どの部分が百合小説の執筆に参考になる作品なのか」も解説していきます。

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安達としまむらってどんな作品?

タイトルにも名前が入っている安達としまむら――2人の女の子の日常を描いた物語です。

体育館の2階でたまたま出会った二人が、なんとなく一緒に過ごしていくうちに、距離がどんどん近づいていく。

百合作品として王道を行く物語で、誰にでも楽しめる作品です。

キャラクター紹介

クールに見せかけた甘えん坊の安達

ダブル主人公のうちの一人、安達です。

フルネームは、安達桜。

さぼり魔の女子高生で、学校では不良扱いされています。

凛としたたたずまいの少女で人に怖がられることも多いですが、しまむらのことを考えてもんもんとする日々を送っています。

クールな見た目に似合わず、妄想に浸ったり、しまむらに甘えたりと、ギャップが激しい子になっています。

親見さん
クーデレかわいいですね!

百合要素の発生源は、大体安達。

人付き合いが良いけれど、どこか淡白なしまむら

安達を思い悩ませる存在が、もう一人の主人公であるしまむらです。

フルネームは、島村抱月。

でも、作中では平仮名の「しまむら」で記載されています。

他人に名前を呼ばれると平仮名の「しまむら」に聞こえてしまうことが理由です。

本人はそれが嫌だとか。

親見さん
面白い悩みを持っていますね!

物事に関心が薄く、流されるがままに生きている女の子で、若干無気力気質。

安達としまむらのコレが百合小説の執筆の参考になる理由を解説!

・女の子が女の子を好きになることの葛藤
・変わっていく2人の距離感
・想いの丈のギャップ
・女の子同士の甘いシチュエーション

百合小説を書く上で、これらはおいしい要素であり、これがあると読者さんも喜びます。

親見さん
百合小説は、『女の子同士の恋愛が醸し出す特有の空気感を楽しむために読む』みたいな側面がありますよね!

安達としまむらは、百合小説を書く上で役に立つおいしい要素がふんだんに盛り込まれていますので、解説していきます!

『女の子が女の子を好きになることを葛藤する姿』を書くのが上手い

百合小説のおいしい要素の一つに、『相手が女の子なのに、好きになっちゃった! どうしよう!』があります。

安達としまむらでも、安達がしまむらに対する自分の想いに悩む姿が丁寧に書かれています。

『女の子のしまむらを見てドキドキするのは、おかしいんだろうか?』

たっぷりと思い悩んだ後に、『やっぱりしまむらが好きなんだ』と自分のキモチに折り合いを付ける安達は応援したくなります。

親見さん
女の子同士の恋愛特有のお悩みを、存分に活かした作品なのですね!

変わっていく安達としまむらの距離感を書くのが上手い!

体育館の2階でたまたま出会ったさぼり仲間から、2人の関係がはじまります。

それから、2人の距離感が縮まったり、離れたりするのを書くのが上手いんです!

『2人の間に距離ができる→安達がそれを頑張って埋めようとする』エピソードが多く、読む人のハートをぐっとつかんできます。

たとえば、進級によるクラス替えで、しまむらが新しい友達を作るエピソードがあります。

しまむらは、基本的に誰とでも上手に付き合っていける器用なタイプの人間で、誰でも平等に接します。

ですが、安達は人付き合いに関しては不器用で、しまむらの周りに人がいたら、壁を感じて近づけなくなります。

安達が自分の苦手を乗り越えながら、しまむらとの距離を詰めていく姿には、心が引かれてしまいました。

親見さん
安達さんを応援したくなりますねぇ。

想いの丈のギャップが読者さんをドキドキさせる

安達としまむらの間には、想いの大きさにギャップがあります。

『誰とでも平等に付き合うしまむらにとって、私は特別ではない』

しまむらが特別な存在である安達は、そう思い悩みます。

『でも、しまむらの特別になりたい』と決意して、安達が想いの丈のギャップに挑む姿は、やはり応援したくなります。

親見さん
こう見ると、安達さんを応援したくなる要素がたっぷりの作品ですね! 主人公してますねぇ。

安達としまむらが繰り広げる甘いシチュエーション

百合小説には必須とも言える甘いシチュエーションも、安達としまむらではたっぷりと描かれています。

こんな甘いシーンを書けば、心を震わせられるのか! と参考になる部分が多いです。

しまむらが安達を甘やかすシーンが個人的に大好きですね!

親見さん
キャラクター同士のやりとりは、百合小説では大切ですよねぇ。参考にします!

ちなみに、この小説は甘い部分が多いので、おやつの代わりになりますよ。

親見さん
カロリーを摂取せずにダイエットができそうですね?

まとめ

安達としまむらについてまとめました!

百合小説を書く上で、間違いなく参考になる作品ですので、ぜひ読んでみてくださいませ~。


最後まで読んでくださりありがとうございました!

マヨナカログでは、ほかにも創作に役立つ情報をまとめていますので、よろしければ読んでいってください。

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