何の前触れもなく脳みそが活動停止して、文章が書けなくなる――なんてことが小説を執筆しているとよく起こります。
僕も小説の執筆と付き合ってきて、スランプに陥った時期が何度もあります。
小説が書けなくなるのは、辛いですよね。
今回は、止まってしまった脳みそと手を再起動させるお手伝いをさせていただきたく、記事を作成しました。
頭が真っ白になって、小説が書けなくなったときの原因と対処法を解説します。
小説が書けなくなった。その原因は主に3つに分けられる!
「小説が書けなくなったんだ」だけでは、解決が難しいのでまずは自分の状態を把握しましょう。
執筆をする手が「やだやだ!」と駄々をこねて動きを止める原因は、主に以下の3つに分類できます。
・身体的な原因がある
・心理状態に原因がある
・物語の構造に原因がある
原因別の例を挙げますので、スランプに陥った原因がどれに該当するのか分析してみてくださいな!
【原因①】疲れてしまったんだ……
身体的な原因で小説が書けなくなるケースは、わかりやすいです。
「疲れた!」
「ただただ疲れた!」
もうこれだけです。
楽して稼げるランキングでラノベ作家が1位に輝いた珍事件もありましたが、作家さんは命と魂の両方を削りながら書いています。
執筆自体がハードな作業。体力なくしては書けません!
【原因②】アレコレ悩んでしまう
身体的な原因と違って、心理的な原因で小説が書けなくなったケースでは事情が複雑です。
「僕が書いている作品は面白いんだろうか?」
「書いた小説に悪い評価がついてしまったらどうしよう」
小説を書く手を止めるようなお悩みは、執筆の隙間にふと冷静になった瞬間に心の中に入り込んできます。
周りの作家さんを見ていても感じるのですが、自分の作品と真摯に向き合っている方ほど陥りやすいです。
【原因③】自作品の執筆中に迷子になっていまった
物語が作り出す複雑怪奇な迷いの森で迷子になってしまい、小説が書けなくなるケースもあります。
「この小説では、なにが書きたかったんだっけ?」
「あれあれ? キャラクターの発言が矛盾してしまってるぞ?」
前提条件を忘れてしまったり、物語中に矛盾が生まれたり、様々な理由で小説が書けなくなってしまいます。
物語の森は多くの遭難者を出して、帰らぬ人を作り出してきました……。
小説が書けなくなったときの対処法
スランプにハマって小説が書けなくなる原因が、3種類に分類できました。
原因がわかったところで、お次は対処法を解説していきます。
手が止まってしまう原因をやっつけてしまいましょう!
身体的に小説を書けなくなったときの対処法
「疲れた!」というシンプルな原因の解決策は、「休んでください!」ですね。
・ぐうぐう寝る!
たっぷり休んで疲れをとってください
頭を使う小説の執筆では、特に睡眠が大事です。
体力の回復はもちろんですが、インプットしてきた情報を整理する副効果もあります。
たっぷり休んで、ゼロになってしまった体力ゲージを回復させてくださいませ!
心理状態に原因があり、小説を書けなくなったときの対処法
メンタルのお悩みは、いわばマジックポイントが減っている状態です。
面白い作品を読む
心理的原因で小説が書けなくなったとき、心がガス欠になっているパターンが多いです。
心のガス欠に効くのは、面白い作品でしょう!
「この作者さんみたいに面白い作品を書きたい!」と思えればしめたモノで、執筆へのモチベーションが一気に上がります。
小説が書けなくなったときに、読んでほしい作品としてGOSICKをご紹介させていただきます。
多彩な表現が魅力的な小説です!
心のガス欠を解消するための作品選びの参考にしてくださいませ。
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旅行をする
「なんとなく小説が書けないなぁ」と思ったときに、僕がよく使う対処法は旅行に行くことです。
未知の刺激に触れられるので、創作をする上で良い刺激になります。
電車に揺られながら見知らぬ景色をぼぅっと眺めていると、アイデアが浮かんできて、「帰ったらコレを書いてみよう」となるケースも多いです。
マヨナカログでは、クリエイターさんにおすすめできる旅行先を紹介していますので、よろしければ参考にしていってくださいませ!
オズ こんにちは。魅力的な観光地やクリエイターさんのインスピレーションを刺激するような旅行先を紹介する係のオズだよ。 メードリー オズの話を聞いてあげる係のメードリーよ! オズ 今回[…]
作品が面白いかは気にしない
面白い小説を物語ろうとするのは大切ですが、気にしすぎて進めなくなってしまったら本末転倒です!
「自分が執筆している作品は本当に面白いのか?」は、推敲段階でも存分に悩めます。
迷ったときは、アクセルを踏み切って一度書き切ってしまいましょう。
物語の構造に原因がある場合の対処法
序盤はサクサク書き進められていたのに、中盤で筆が止まってしまうタイミングがあります。
「おやおや? この物語はどこかがおかしいぞ?」
作品の異変に気付くと、作者は立ち止まって辺りを見渡します。
そして、知るのです。
深い森の中で迷子になっていることに!
これを解決するには、物語の地図や構造を把握するのが一番です。
親見さん あの子がああして、こうなって、でも、これだとオチが決まりません! プロットがビシッと書けません。 プロットの作成の沼にハマると、なかなか抜け出せませんよね。 親見さん 正しいプロットを書けて[…]
コア・ストーリーを書き残しておく
コアを忘れてしまい、物語が迷走してしまうというのは起こりがちです。
自分のコア・ストーリーは、必ずメモを取っておきましょう。
「探偵との恋物語」をコアとした場合、推理パートはあくまでおまけになります。
物語の主軸をしっかり決めて、ブレずに突き進めるようにしちゃいましょう!
矛盾は重大度を考えてみる
作中の矛盾が原因で、小説を書けなくなってしまうケースでは、矛盾の重大度を分類してみると良いです。
読者さんの視点を持って、「むむ、これはご都合主義だ!」となるような矛盾は直した方がいいですし、気にならない場合は放置してもオーケーです。
どんなに素晴らしい小説にも、探せば矛盾があります。
矛盾とは適切な距離感で付き合っていきましょう!
創作本にヒントを得る
物語のストーリー展開に不安を覚えて、手が止まる場合もあります。
そんなときは、物語の構成や適切な配役を書籍から学んでみるのもありです。
創作関係の書籍には、偉人の知恵がたっぷりと詰まっています。
ディープな創作理論が語られている書籍『物語の法則』は、物語作りを学ぶには最高な一冊になっていますので、もしよければ参考にしてくださいませ!
クリエイターならば1度は読んでおきたい書籍として、『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』を紹介します。 創作におけるディープな理論や心構えが本書籍にはたっぷりと詰まっています。 この書籍は映画や小説に[…]
まとめ
小説が書けなくなったときの原因と対処法についてまとめました。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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