AIのべりすとは、日本語小説に特化した文章生成AIですね。
最近はchatGPTでキャラ設定ができたりと、小説界隈にもAIが進出してきています。
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この侵食速度を見ると、クリエイターはAIと共存するように変わっていくのかなあって個人的には思ってたり。
というわけで、小説のテーマを取り扱う本ブログで避けて通れない話題『AIのべりすと』の使い方を見ていきますよー!
AIのべりすととは?
AIのべりすとは、AIによる小説作成ツールです!
開発者であるStaさんは日本のクリエイターさんだとか。
NovelAIなど、英語ベースのAI系サービスは多いですが、日本語に特化したモノはなかなかないですよね。
AIのべりすとのver2.0では文庫本174万冊分の学習量を誇っており、まさに小説生成のために生まれてきたAIと言っていいでしょう。
無料で使えるの?
制限付きで無料で使うことができます!
有料会員は、現在以下の3種類が存在します。
・ボイジャー会員
・ブンゴウ会員
・プラチナ会員
会員ランクに応じて便利機能が解放されていくイメージですね。
使ってみて気に入ったならば、会員になってみたらいかがでしょうか。
AIのべりすとの使い方
AIのべりすとの使い方を解説していきます。
始め方は簡単で、公式サイトからメールアドレスを登録するだけで、無料版の機能を全て使うことができますよ~!
一応、メールアドレス登録しなくてもお試し版を使うことができます。
早速動かしていく!
「ひとまずどんな文章が書けるのか確かめてみたい!」
というのならタイトルと入力文を入れて、出力ボタンを押せばそれだけで動作します。
今回は、ボクが過去に書いた『時間遡行者のとまり木~疲れたタイムトラベラーをお出迎え~』のタイトルと冒頭を入力してどんな文章が出てくるのか試してみます。
時間遡行者のとまり木~疲れたタイムトラベラーをお出迎え~
↓↓入力した文章↓↓
朝起きたら、部屋に知らない人が立っていた。学校から帰ってくると、面識のない人間に冷蔵庫を漁られていた。お風呂に入っていると、浴槽から人が湧いて出てきた。
ホラー映画のような出来事は、泊木泊地(とまりぎはくち)の住処であるルーストハイツ303号室では珍しい出来事ではなかった。
三月十六日――寝室のベッドで寝ていた泊木はバイクのエンジンと急ブレーキの音で目を覚ます。それは、遠くの道路を走るものではない。
ベッドの間近からする。
部屋に排気ガスの臭いが漂う。異常事態――ではあるのだけど、泊木はゆっくり体を起こして目をこすった。彼は高校一年生ではあるが、髪の毛に白髪が入り混じっていた。黒髪との割合は半々だ。猫背で、背中が少し丸まっているのも合わさって、枯れた老人のような雰囲気があった。細身な体つきもそれに拍車をかけているだろう。
↓↓AIのべりすとが描いてくれた続き↓↓
「……またか」
彼はため息をつくように言う。そして、パジャマ姿のまま部屋を出た。階段を下りて玄関へ向かう。すると案の定というべきか、そこにはバイクが停まっていた。車種はカワサキ・ゼファー400。色はダークグリーン。ヘルメットを脱いだライダースーツの女性がそこに立っていた。
「おはようございます、泊木さん」
そう言って女性は頭を下げる。長いポニーテールにした髪が揺れる。彼女は泊木よりも十歳近く年上なのだけど、敬語を使う。
泊木はうんざりした顔を見せた後、諦めたように言った。
「朝っぱらから来ないでもらえませんかね? 俺だって暇じゃないんですから」
「いえ、私はあなたに会いに来たわけではありませんよ?」
彼女の言葉に泊木の眉が上がった。どういう意味なのか理解できなかったからだ。「私は、このアパートに住んでいる方たちに用があって来たのです」
その言葉で泊木は納得した。
このルーストハイツには、空き部屋のほうが多い。それでも住んでいる住人がいるのだが、その中の一人が彼女だったのだ。
「えっと……」
泊木は自分の記憶を探る。しかし、目の前の女性の顔に見覚えはなかった。
そんな彼の様子に気付いたのか、彼女は微笑みながら名乗る。
「申し遅れました。私の名前は七瀬です。よろしくお願いしますね、泊木さん」
そう言われても泊木の記憶に変化はない。やはり見覚えがなかった。
だが、彼女が自分の名前を知っていたことで警戒心を抱く。警察ではないはずだが、油断はできないと思ったのだ。
ところどころ気になりポイントはありますが、文章は全体的にしっかりしています。
日本語の小説に関して言えばchatGPTよりも自然に仕上げている感じがありますね。
この後の展開の要点は、
・七瀬は容姿端麗で、万能系の美人さん
・今晩空いているか? と誘われる
となっています。
物語の立ち上がりとしては、ひとまず十分でしょう!
詳細オプションで文章の雰囲気を調整可能!
細かい設定は研究の必要がありますが、文章スタイルのプリセットで大雑把に欲しい文体は設定できます。
使用用途に応じて使い分けると、自分が望む文章が出来上がる可能性が高まりますよ!
・ノベルス
何も設定しなかった場合のデフォルトの値
・ゴーストライター
入力された文章に似た文体にする
・オルタナv2
小説らしい装飾を付けた文章にする
・クリエイティブ
AIに自由な発想と展開を考えてもらう
・スローペース
話がそれにくい
・デイドリーマー
論理性と創造性を重視した設定
・タスク
プロフィル生成などの設定作り
二次創作も作品によってはイケる
AIのべりすとは作品によっては二次創作も可能なようです。
AIが学習している作品は認識してくれるようですね。
たとえば、『魔法少女まどか☆マギカ』は認識してくれます。
魔法少女の休日
↓↓入力した文章↓↓
これは、魔法少女まどか☆マギカの二次創作です。
「ほむらちゃーん」
「どうしたの? まどか」
↓↓AIのべりすとが描いてくれた続き↓↓
「今日は一緒に寝ていい?」
「えっ!?」
「いや?」
「そんなわけないわ!」
「じゃあ、決まりだね」
「……」
「お風呂入ろっか?」
「……そうね」
「一緒に入る?」
「……入るわ」
「背中流してあげるよ」
「ありがとう」
「頭も洗ってあげようか?」
「お願いするわ」
「はい、目を瞑ってね」
「うん」
AI小説を書いてもらってみた感想と創作への活用方法
話題になるだけあって、AIのべりすとは想像以上にしっかりと文章を書けている印象でした。
創作に効率を求めるのは間違っているかもしれませんが、『AIにベースを書かせる→人間が修正する』の段取りでやるとかなりの速度で作品ができそうです。
・キャラクター設定や展開に詰まったときのアイデア出し
・文章表現のお勉強
触ってみた感じ、これが現状の有効活用方法ですかね。
まとめ
『AIのべりすと』の使い方を見ていきました。
AIの進化はいったいぜんたいどこまで行くのか、どこへ向かっているのか。
今後とも注視していきたいですねぇ。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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