Live2Dを動画に載せたいなぁ。
ライブ配信ではLive2Dを簡単に使う環境は整っているのですが、動画編集でLive2Dモデルを直接いじくるツールは意外と少ないんですよね。

動画編集でLive2Dモデルを扱うとなると、『nizima ACTION!!』が間違いなく候補の1つに入ってきます。
実際に使ってきましたので、使い勝手をまとめます!
そもそも『nizima ACTION!!』ってなに?
『nizima ACTION!!』は、株式会社Live2Dが提供するオンライン動画エディターで、Live2Dモデルを活用した動画制作をブラウザ上で手軽に行えるツールです。
2024年12月にオープンα版が公開され、誰でも無料で利用可能となりました。
最大の推しは、株式会社Live2Dが提供してるということでしょう。

Live2Dとツールの親和性の心配をする必要が一切ないのは大きいですよね。
『nizima ACTION!!』の主要機能と使い勝手
nizima ACTION!!のメイン画面はこんな感じになっています。
動画編集ツールとしてはベーシックな構成になっていますよね。

・カット・編集
・テキスト挿入
・エフェクト付与
など、動画編集に必要な最低限の機能は揃っています。
Live2Dを動かすことに特化している
一番の特徴は、タイムライン上にあるLive2Dモデルですね。

リップシンク機能がデフォルトで付いている
音声の再生に合わせて口が動くリップシンク機能は付いていて、ユーザーは簡単にキャラクターをしゃべらせることができます。

Live2Dモデルのパラメーターを超細かくいじれる!
Live2Dのパラメーターをタイムライン上で細かくいじることができます。
これによって、動画に合わせてキャラクターを自在に動かすことが可能……ですが、どっちかと言えば後述のプリセットされた表情やモーションを使うことが多そうです。
プリセットされた表情、モーションを使う
Live2Dモデルに表情やモーションをプリセットしておいて、それをシーンごとに呼び出して使うことができます。
機能の詳細は、以下の公式ページの動画を見てもらった方が早いですね!

Live2Dに関する機能以外は、平均的な動画編集ツール
Live2Dを使う――という点においては間違いなく他の動画編集ツールとは一線を画しています!
ですが、動画編集ツールとしての機能性は平均ですかね。
なので使うとしたら
・Live2Dを是が非でも動画で使いたい!
・nizima LIVEと連携したい!
という方におすすめですね。
逆に言えば、上記の理由でなかったらあえて使う理由もなさそうです。
売り文句通り短尺の動画には良さそう
『nizima ACTION!!』はweb上でのみ機能するツールであり、現在はローカル版はありません。
web版の宿命で、長い尺の動画を作ろうとすると、どうしてもアップロード、ダウンロードに時間を食ってしまう!

なので、「Live2Dを使ったショート動画をさくっと作りたい!」という方にはぴったりですね。
ローカル用のツールも作ってくださったら……ボクは喜んで使いたいです。
Live2Dを動画編集で扱うための他の選択肢は?

基本機能としてLive2D自体をいじくりまわせるモノはレアですね。
一応、プラグインを追加すればLive2Dを使えるようになるモノはあります。
Live2D Drawer for AviUtl
おなじみ、無料最強動画編集ツールのAviUtlのプラグインに、Live2Dを取り扱えるモノが存在します。
使用感としても『nizima ACTION!!』と近そうですね!
AviUtlユーザーさんはこちらを使うという選択肢もありますね。
Adobe After Effects(Live2D Cubismプラグイン)
Adobe After EffectsにもLive2Dプラグインは存在します。
しかも、Live2D公式さんが出しているんですよね。
ただ、Adobeなんですよね……。
圧倒的プロ向けで、けっこうな額の月額料金(Adobe税とも言う)がかかってしまうので、正直おすすめはできないです……。
まとめ
『nizima ACTION!!』について、実際に使ってみた感想と他ツールとの比較をまとめました。
結論、売り文句通り「短尺動画でLive2Dを使いたいなら使うべき!」ですね。
ローカル版が出れば長い尺の動画にも耐えられると思うので、今後に期待です!

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