読者さんに「この小説を読んでみようかな」と興味を持ってもらうためには、魅力的なタイトルは必要不可欠です。
良いタイトルを付ければ、それだけで小説を手に取ってもらえる確率がグッと上がります。
逆に、タイトルで興味を引けなければ、読者さんと作者さんの関係はおしまいです。
魅力のあるタイトルの付け方には、一定の法則があり、それを知れば読者さんの興味を引けるようになります。
本記事では、そんな小説のタイトルの付け方を解説していきます!
「おっ、この小説はおもしろそうだぞ!」と思ってもらえるようなタイトルを目指していきましょ~。
小説のタイトルの役割
まずは小説のタイトルの役割を解説していきます。
読者さんの興味を引く
冒頭でもお話しましたが、小説のタイトルは読者さんが本を手に取るかを決める重要な要素の1つです。
・タイトル
・表紙
・あらすじ
この3要素が小説の顔であり、世にあふれるたくさんの作品の中から手に取ってもらうためには、魅力的である必要があります。
読者さんの気を引く三大要素のうちの1つである小説の表紙の作成方法については、以下の記事で解説していますので参考にしてくださいませ~!
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物語のテイストを伝える
タイトルには、読者さんに小説の物語のテイストを伝える役割もあります。
読者さんは、その日の気分で読みたい本を決めます。
転生系の物語を読もうとしている読者さんは、『転生』のキーワードが入っている小説を手に取ります。
タイトルを通じて「僕の本に、その要素はありますよ」と読者さんに提案して、「お、なら読もうかな」と合意を得るんです!
伏線を貼る・結末を想像させる
作家さんの中には、タイトルに作品の伏線を仕込む方もいらっしゃいます。
・物語のカギになる言葉を入れておく
・読者さんを驚くために、あえて間違った結末を想像させる
「このタイトルは伏線だったのか!」と、読み終わった後に読者さんをびっくりさせるような役割を担わせるコトもできます。
読者さんが手に取りたくなる小説のタイトルの付け方!
良い小説のタイトルは、以下の2つの要素を持っています。
・ターゲットにした読者さんが内容を推測できる
・読者さんが本を目の前にして、一歩立ち止まってしまう
上記の2つの要素を兼ね備えた小説のタイトルの付け方には、いくつか方法がありますので、これからご紹介させていただきます~!
登場人物の特徴と名前を入れる
『中心キャラクターの特徴+キャラクター名』でタイトルを作るパターンですね。
読者さん視点では、「面白そうなキャラクターの日常が見られる小説なんだな」となります。
舞台や世界観を現わす
舞台や世界観を現わすキーワードをタイトルに入れるのも効果的です。
漫画のタイトルの例になりますが、わかりやすいのは『東京喰種』ですね。
このタイトルを見ると、読者さんはこう思うわけです。
「ふむふむ、舞台は東京かな。そこに喰種っていうのが存在する世界なのかな」
流行を追ったキーワードを入れる
小説のタイトルに、流行を追ったキーワードを入れる手法も、効果が高いです。
近年の小説界隈では『転生』ブームがあり、タイトルにやたらと『転生』の文字が入っていませんか?
流行っているということは、読者の母数が多い。
それを狙うのは、小説を読んでもらうためには、悪くない戦略です!
ただ、デメリットもあり、競合が多いので作品の群れの中に埋もれてしまうリスクがあります。
読者さんが「ん?」となるようなワードを入れる
面白味のないタイトルでは、読者さんは1秒で興味を失って、その本を開こうともしません。
読者さんが引っかかりを覚えるようなタイトルを付けると、「なんだろぉ?」と興味を引くことができます。
・矛盾した言葉の繋ぎ合わせ
・ちょっぴり危ない、えっちぃワード
・一見繋がりのないキーワード
・読者さんの知識欲をくすぐるワード
『君の膵臓を食べたい』→ちょっぴり危ない雰囲気を醸し出しているタイトル
物語の内容を説明するような長いタイトル
中には、タイトルの中で結末まで書ききってしまうような作品もありますよね。
戦略にもよりますが、ありです。
鬼のように長いタイトルは、読者さんに「この小説がどんな物語なんだよ」と伝える形の究極系でもあります。
かつWeb小説だと、タイトル検索でキーワードを引っかけてもらう必要があります。
長いタイトルは、Web小説として投稿するならば選択肢として入ってきます。
まとめ
小説のタイトルの付け方についてまとめました。
・小説のタイトルは、読者さんの興味を引くための重要な要素の1つ!
・手に取りたくなるタイトルには、原理原則が存在する!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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