AIが高精度なイラストを自動生成するアプリが多数リリースされており、注目を集めていますよね。
ボクたちが書いているような小説をAIは書くことができるのか? 気になる方も多いと思います。
クリエイターにとって、AIは無視できない存在になってきました。
ボクは小説を書く人間でありながら、エンジニアであり、AI×小説の話題については、二つの視点から語ることができます。
・AIが小説を書き始めたとき、クリエイターの生存戦略は?
新しい時代を生きるクリエイターにとって、知っておきたい情報をまとめておきます。
AIが小説を書く時代は、来るのか? 来ないのか?
結論、AIが小説を書く時代は、いずれ絶対に来ます。
小説の自動生成はイラストの一枚絵より、学習に必要なコストが高いだけで、『ハードウェアの進化、アルゴリズムの進化、十分な学習用データプール、エンジニアの情熱』があれば、いずれはこの課題も解決するでしょう。
AIの歴史は、『無理』とセットで語られています。
AIが将棋で人に勝つのは不可能だ、囲碁で勝つことなんて無理だ、などなど。
ですが、時を得て、AIが将棋で人を打ち倒し、複雑な情報ゲームである囲碁も支配下に置いています。
AI技術の進歩は、エンジニアとしては嬉しいのですが、クリエイターとしてはもやもやしています。
とはいえ、現時点では、AIに小説を書くのは難しい
AIが新人賞の選考を通過した事例などはありますが、現時点ではAIにまともな小説を書かせることは難しいです。
AIが作る物語は破綻が多く、整合性の高いお話は作れません。
・AIを補助的に使って、人間が小説を書く
これが、小説における今のAIの使い方ですね。
AIが小説を作る時代のクリエイターの生存戦略
20XX年、人類の小説はAIによって支配された――。
AIが小説を自動生成し始めたときに、小説家は、クリエイターは、どうやって生きていけば良いのか。
それについて考察していきたいと思います!
【前提】小説を書いて、お金を稼ぐことが各段に難しくなる
コカ・コーラやモンスターエナジーが工場で量産されているみたいに、AIによって小説が量産され始めたら、間違いなく小説でお金を稼ぐことが難しくなります。
生き残るのは、この2種類の人
AIの作った作品があふれる世の中になったとき、生き残れるのは、大きく分けて2種類です。
趣味で小説を書く人
趣味で小説を書く人は、当然ながらお金を稼ぐことを目的にしていません。
自分の作品を通じて、他の人に伝えたいことがあったり、コミュニケーションを取るために書いたり、そもそも物語を作るのが楽しくて書いたりしている方は生き残れます。
「自分が書いた小説を他の人に読んでもらう」「他の人が書いた小説を読む」を通じて、わいわい楽しむ行為は、AIに侵される領域ではないので、これからも楽しんでいきましょ!
『この人の小説を読みたい』と思えるようなカリスマ性を持った小説家
人気のあるトップクラスの小説家は、当然ながら生き残ります。
表現、ストーリーの組み立て、独自の視点で書かれる世界観――そして、作家本人のキャラクター性、AIでは表現しきれない細かい要素を持ち合わせた人は、過酷な時代でも立っていられるお方です。
『○○のジャンルの本が読みたいな~』というような誰が書いたかを気にしない読者さんは、AIが書いた書籍に移行する可能性が高いです。
ジャンル単位の多数の中のイチになるのではなく、『この人の本じゃないとダメ!』という読者さんの中の唯一になる覚悟が、AIがはびこる時代には必要になります。
AIの作る小説がはびこる世界で生き残るためのポジション設定
ここまでで書いた通りに、AIが書いた小説のはびこる世界では、『趣味で書く人』と『突き抜けた小説力で稼ぎまくる人』が生き残ります。
ほどほどのクオリティで、ほどほどに稼いでるクリエイターさんが厳しくなってきて、二極化が起こるんです。
小説の世界にAIが入ってきたとき、生き残るには目的を明確にする必要が出てきます。
・楽しむために小説を書く
・稼ぐために突き抜けた努力をする
楽しむために書くなら、稼ぐことは諦めます。
逆に、稼ぐなら読者さんの心を魅了するために突き抜ける必要があります。
まとめ
AIが小説を書く時代についてまとめました。
ボク含め、多くの人にとってベストな回答は、『小説を書くことを楽しもう!』です。
マヨナカログでは、楽しく小説を書くための情報をまとめていますので、よろしければ他の記事も読んでいってくださいませ~。
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