牛や豚の肉を捌くように、人の形に近い天使を包丁で捌くように言われたら、あなたはどうしますか?
今回ご紹介するノベルゲーム『食糧天使』は、そういう内容になっています。

タイトル画面で、部位ごとにマーキングされて包装されたヒロインを見た瞬間、「あ、このノベルゲームは絶対にやばいわ(良い意味で)」と確信しましたね。
実際に読んでみて「最高だ! この作品大好き!」となりましたので、ご紹介させていただきます!
・食糧天使ってどんな作品? どこでプレイできるの?
・実際にやってみた感想ってどうよ?
・エンディングは何種類? トゥルーエンドの出し方を知りたい!
などなど情報をまとめていきますよ!
あ、物語のネタバレは可能な限りしないようにしますので安心してご覧くださいませ!
食糧天使とは。どんな作品? どこでプレイできる?
サークル『爆爆赤青』様が制作した肉屋の青年と食糧である天使の、退廃的で美しい物語です。
ブラウザ版とデスクトップ版の両方があり、以下のページからプレイすることが可能となっています。
1時間~2時間ほどでさっくりプレイできるので、みなさまもぜひ遊んでみてくださいね。
Live2Dが採用されており、無料ノベルゲーとは思えないほど物語に引き込まれますよ!
主要な登場人物のご紹介
まずは主要な登場人物のお二人を紹介していきます!
精肉店で働く青年:リン
とある理由で肉屋をやっている青年、リン。本作の主人公ですね。
無意味で無気力な人生に絶望していたが、食糧天使であるリゥリゥに会ってから変わりだします。

不気味な笑顔の青年がリンになっています。
スクリーンショットのリンの顔、良くないですか?
僕は大好きです。
ヒロインのリゥリゥにすら「怖い」って言われていたのは笑いました。
食糧天使:リゥリゥ
リンの元に運び込まれる食糧天使であるリゥリゥ。本作のヒロインです。
彼女の肉には幸せがいっぱい詰まっているらしい……。
リゥリゥは『食べられて人を幸せにする』ために生きていて、事あるごとにリンに「殺してほしい」とお願いをします。

かわいい!
白髪赤目に天使の羽を持ったかわいらしいキャラクターで、世界観のギャップがたまらんです。
食糧天使のあらすじ
精肉店で働くリンは、毎朝謎の男から運ばれてくる『糧(肉)』を捌く(無意味な)生活を送っていました。
元々は豚や鳥といったふつうの肉を捌くお仕事でしたが、ある日天使であるリゥリゥが糧として運び込まれてきます。

謎の男がそれを許してくれず、彼はこの仕事から逃げることができません……。
リゥリゥは言います。
天使を殺すことで、多くの人を幸せにすることができる、と。
事実、この世界の天使の肉は、人を幸せにする成分をたくさん含んでいるんですよね。

天使を捌くことは、つまり、リンが辟易していた「無意味な生活」に「人を幸せにする」という意味が生まれることになります。
しかも、リゥリゥ自身「私を殺して」と、糧になることを許容していますからね。
これから捌くことになるリゥリゥとのコミュニケーションを通して、リンはリゥリゥに入れ込んでいく――このようなあらすじになっています。
食糧天使をプレイした感想!
読んでる最中、時間が飛んだ。気付けば睡眠時間が削れてました。
この作品、すでにおわかりだと思うのですが、かなり毒が強いです(もちろん、グロもあります)。
創作哲学に「いかに毒を美味しく飲ませるか」を持つクリエイターさんがいますけれど、この作品は間違いなく毒をおいしく飲めてしまう作品になっていますね。
僕自身、毒のある物語が好物なのでどっぷりハマってしまいました。

天使が人間を幸せにする方法の一つに、自分のお肉を食べられるという選択肢がある世界。
食べるときに僕たちが幸福感を感じるのは、「もしかして天使の肉が……?」なんて想像がちらりと浮かぶのも良いですね。
食糧天使のエンディングは、4種類+トゥルーエンド1種類!
食糧天使のエンディングは、基本4種類になっています。
通常エンディングは……うん、心の包帯を持って読んでください。
それから、トゥルーエンドまで頑張ってください。はい。
食糧天使のトゥルーエンドの条件は?
トゥルーエンドの条件は、通常エンディングを4種クリアした後に、もう一度読み直すことです。
僕はこれでいけました。

1周目では1つしか選択肢が出ないシーンがあるのですが、条件を達成した後に読み直すと、新たな選択肢が生まれます。
それを選べばトゥルーエンドに到達できます。
それは読んで楽しんでください!
あ、通常エンディング4種をコンプリートするためには、重要そうな選択肢の前でセーブを忘れないようにしましょうね!
まとめ
ノベルゲーム『食糧天使』についてまとめました!
最近読んだ小説や漫画と比較してもトップクラスに面白い作品でした。
直近で感想を書いた『あの夏が飽和する。』にも勝るとも劣らないレベルです。
僕の中で、今もあの夏が飽和してるんだ。 小説『あの夏が飽和する』はもう読みましたか? (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||fu[…]
「グロいのいけるし、毒の強い作品は大好物だ!」って方には間違いなくおすすめなので、ぜひ読んでくださいませ~!