【AI小説の進化】ChatGPT VS Claudeを比較! 小説を書かせたらどっちが優秀?

親見さん
Claude3がすごく自然な日本語の文章を書けるという噂を聞いたのですが、実際のところどうなのでしょうか?

一部界隈ではChatGPT4を超えたとすら噂されるClaude3――それが生み出す日本語は自然で、人間が書いていると見間違うほどだと言われています。

『AIのべりすと』や『ChatGPT』で小説を書いてみる検証記事をいくつか書いてきましたが、それらをしのぐ力があるというのなら触ってみるしかない……。

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というわけで、今回はChatGPTを超えたと噂されるClaudeに小説を書かせてみて、ChatGPTとの比較検証をしていきたいと思います。

AIの進化は、創作の領域を侵食しつつありますが……好き嫌いを置いておいて動向を知っとくだけでも価値はあります。

よろしければ最後までお付き合いくださいませ~!

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GhatGPTとClaudeの概要を解説するよ!

ChatGPTはOpenAI社が開発した対話型AIの一つです。

ご存じの方も多いツールで、2022年の11月に無料リリースされて以降、世界中に大きな影響を与えています。

ユーザーが質問をして、AIが文章で回答をする。

これが基本的な使い方ですね。

僕はエンジニアとしてお仕事をしているのですが、そちらの方でもコーディングの強い味方になってくれています。

親見さん
資料作りでも役に立つという声が多いみたいですね。

さて、今回そんなChatGPTの対抗馬になるのが、Claude(クロード)です。

こちらは、AIスタートアップ企業のAnthropic社が開発した対話型の生成AIです。

GoogleやAmazonから支援を受けている大注目の企業さんが作っているんですよね。

親見さん
基本的な使い方は一緒ですが、作っている企業が違うんですね!

さて、そんなClaudeですが、『Claude3』と『GPT-4』を比較した際、ベンチマークテストでは言語性能がChatGPTを上回っているんですよね。

これによって、ChatGPTより適切な回答と自然な文章を生み出してくれるんです。

ベンチマークの結果と実際に使ってみた肌感の差ははたしてあるのか……?

今回はそれを見ていきたいと思います。

【ChatGPT VS Claude 第一回戦】短編小説のプロットを作ってもらうよ!

物語を作るうえで欠かせないのがプロットですよね。

まずはこちらを作ってもらいましょう。

双方に同じプロンプトを渡して、どのような回答があるのかで比較してもらいます。

4000字程度の短編小説のプロットを作っています。以下の設定を元にプロットを作ってください。
【主人公】
秋野迷(あきのめい)
オカルトサークル『天邪鬼』に所属する女子大生。
ルートさえわかっていれば、目をつむったままでも完璧にその道を進むことができる特技を持つ(迷曰く、ただ道を覚えて、歩幅と方向を間違えなければ誰でもできる)。
この世のすべての不可解な現象を科学で解明できると思っているタイプの少女。
ただ、裏命の不思議な力だけは説明が上手くできずに気味悪く思っている。(とはいえ、裏命とは仲良し)
【ヒロイン】
春雨裏命(はるさめりめ)
同じく『天邪鬼』に属する女子大生。
いわゆる霊感を持っていて、死者や魑魅魍魎の類と話ができる。また、不思議な世界に入り込むこともでき、手を繋いだ人を一緒にその世界に連れていくこともできる。
迷には、それを『変な力』と言われるけれど、裏命にとっては「迷の特技の方がよっぽど変」
迷に不思議な世界の解明を手伝ってもらっている。
【舞台】
2050年の京都。
親見さん
おやおや? どこかで似たような設定を見たことがあるような気がします……。

秘〇俱楽部ではないですよ。はい。

Claudeの回答

まずはClaudeの回答をご紹介します。

や、思ったより長い回答が返ってきた。
–Claudeの回答–
以下に、指定された設定に基づいた4000字程度の短編小説のプロットを提案いたします。

タイトル:『霧の向こうの真実』

プロローグ:
2050年の京都。テクノロジーと伝統が融合した未来都市の姿を描写。その中でも、古くからの霊地として知られる場所が残っていることを示唆。

第1幕:日常の謎
1. オカルトサークル『天邪鬼』の活動を紹介。秋野迷と春雨裏命の日常的なやり取りを通して、二人の性格と能力を示す。
2. 大学構内で起こった奇妙な現象(例:突如として姿を消す学生たち)について、サークルで議論になる。
3. 迷は科学的な説明を試みるが、裏命は霊的な何かが関与していると主張。二人の意見の相違が明確になる。

第2幕:調査の開始
1. 迷と裏命が共同で調査を始める。迷は最新のテクノロジーを駆使し、裏命は霊能力を使って情報を集める。
2. 調査の過程で、京都の古い寺院near大学構内に注目が集まる。その寺院には、昔から不思議な噂が絶えなかったことがわかる。
3. 二人が寺院を訪れると、そこで異変に遭遇。裏命は霊的な存在を感じ取るが、迷はそれを信じようとしない。

第3幕:異世界への突入
1. 寺院の奥で、裏命が突如として姿を消す。迷は混乱するが、自分の特技を頼りに裏命を追いかける。
2. 迷は目を閉じたまま歩き、気づくと不思議な霧に包まれた世界に迷い込む。そこで裏命と再会。
3. 霧の世界で、二人は消えた学生たちと遭遇。彼らは自分たちがどうしてここにいるのかわからないと言う。

第4幕:真相の解明
1. 霧の世界を探索する中で、迷と裏命は古い記録を発見。それによると、この世界は現実世界と並行して存在する「狭間の世界」だと判明。
2. 記録には、400年前に起きた大規模な儀式の失敗により、この世界と現実世界の境界が薄くなったという内容が。
3. 迷は科学的な説明を求めようとするが、目の前の現実を受け入れざるを得なくなる。

第5幕:解決への道
1. 迷と裏命は、現実世界に戻る方法を模索。裏命の能力と迷の論理的思考を組み合わせることで、解決策を見出す。
2. 二人は、寺院で行われていた儀式を現代的に再解釈し、テクノロジーを使って再現することを思いつく。
3. 迷の指示の下、裏命が霊力を集中。同時に、迷がスマートデバイスを使って特殊な周波数を発生させる。

クライマックス:
1. 儀式が成功し、霧の世界と現実世界の境界が一時的に明確になる。
2. 迷、裏命、そして失踪していた学生たちが現実世界に戻ることに成功。
3. しかし、完全に世界を分離することはできず、今後も時々同様の現象が起こる可能性が示唆される。

エピローグ:
1. 事件後、迷は自身の世界観を少し修正。科学では説明できない現象の存在を認めつつも、それらを解明しようとする姿勢は変わらない。
2. 裏命は、迷の論理的思考が霊的な問題の解決にも役立つことを実感。
3. 二人の関係がより深まり、これからも共に不思議な現象の解明に挑んでいく決意を固める。

テーマ:
– 科学と超自然の調和
– 固定観念の打破と柔軟な思考の重要性
– 異なる才能を持つ者同士の協力

このプロットは、迷と裏命の能力と性格の違いを活かしつつ、彼女たちが協力して問題を解決していく過程を描いています。また、2050年の京都という設定を生かし、伝統と最新技術の融合という要素も取り入れています。4000字程度の短編小説として展開できるよう、各パートでの出来事を簡潔にまとめています。

–Claudeの回答–

これははたして4000文字で収まるのか、という疑問はさておき大したモノです。

設定的に掘り下げが必要な部分は多々ありますが、起承転結はしっかりしていますし、キャラクター同士の衝突がしっかり書けてるのもグッドですね。

ChatGPTの回答

お次はChatGPTの回答ですね。

–ChatGPTの回答

### プロット概要

**タイトル:** 影の彼方に

**序章**
2050年の京都。未来的な建物が立ち並ぶ中、古き良き伝統も色濃く残る街。オカルトサークル「天邪鬼」に所属する秋野迷と春雨裏命の二人は、日々様々な不思議な現象を調査していた。

**第一章: 不思議な依頼**
迷と裏命は、ある日大学の掲示板に張られた一枚のポスターに注目する。ポスターには「京都の古い神社で起こる奇妙な現象について調査してほしい」と書かれていた。二人は好奇心からその依頼を受けることにする。

**第二章: 神社への道**
迷の特技を使い、目をつむったままでも迷わずに神社へ向かう二人。道中、裏命の霊感で何度も奇妙な影や声に遭遇する。迷はそれを科学的に説明しようとするが、次第にその不可解さに苛立ちを覚える。

**第三章: 神社での調査**
神社に到着した二人は、そこに漂う異様な気配を感じる。裏命は霊との対話を試みるが、その霊たちはただ一言、「影が迫る」と告げるばかり。迷は周囲の物理的な現象を観察し、何らかの手がかりを見つけようとする。

**第四章: 影の世界**
裏命の力で、二人は「影の世界」へと引き込まれる。そこは現実の京都と似て非なる、暗く歪んだ世界だった。二人はそこで神社の真実を知る。かつてこの神社は、強力な怨霊を封じ込めるために建てられた場所だった。

**第五章: 怨霊との対峙**
影の世界で怨霊と対峙する二人。迷は科学的な知識を駆使し、裏命の霊力と合わせて怨霊を鎮めようとする。しかし、怨霊の力は予想以上に強大で、二人は窮地に立たされる。

**第六章: 特技と力の融合**
絶体絶命の状況で、迷は自らの特技を駆使し、目をつむったまま影の世界の道を進む。裏命は迷と手を繋ぎ、その力を信じてついていく。二人の信頼と協力によって、怨霊を封じるための最終地点にたどり着く。

**終章: 現実への帰還**
怨霊を再び封じることに成功した二人は、無事に現実の京都に戻る。依頼人に報告し、再び日常へと戻るが、二人の絆はより一層深まっていた。迷は裏命の「変な力」を少しだけ認め、裏命も迷の特技を改めて称賛する。

**エピローグ**
サークル「天邪鬼」の活動は続き、二人は新たな不思議な現象に挑む日々を送る。京都の街にはまだまだ解明されていない謎が満ちている。そして、二人の友情と冒険は続いていく。

–ChatGPTの回答

GhatGPTの方がシンプルにまとめられている印象ですかね。

親見さん
読みやすくはありますね。

2種の結果を読み比べてみての感想

どちらも物語の骨組みとしては使えそうな印象です。双方ともキャラクターの力をちゃんと活かそうとしてて偉い!

ただ、プロットとしてはClaudeの方がしっかりしている印象ですね。

この2つのプロットから小説を書け――と言われたときに、Claudeの方がしっかりしていて、絶対に書きやすいです。

親見さん
プロット作りに関しては噂通りClaudeの方が優れてそうですね。

【ChatGPT VS Claude 第ニ回戦】短編小説のプロットから物語を作ってもらうよ!

お次はプロットから、実際に短編小説を作ってもらいましょう。

先ほどのプロンプトの後に、追加で以下の文言を渡します。

作成したプロットを元に、実際に4000字程度の短編小説を書いてください。

Claudeが実際に作成した短編小説

# 霧の向こうの真実

霞がかった朝もやの中、京都の街並みが姿を現す。2050年の京都は、古い寺社仏閣と未来的な建造物が不思議な調和を保っていた。空中を行き交う磁気浮上式モノレール、道路を滑るように進む自動運転車、そして路地裏では相変わらず人力車が観光客を乗せて走る。この風景は、テクノロジーと伝統が融合した未来都市の象徴だった。

その中で、京都大学のキャンパスは相変わらず学問の府としての威厳を保っていた。ただし、その内部では時代の変化を受け入れ、最新のバーチャルリアリティ教室や量子コンピューティング研究所が設置されていた。

そんな京都大学の一角にある古い校舎。その薄暗い教室で、オカルトサークル『天邪鬼』の部員たちが熱心に議論を交わしていた。

「だから言ってるでしょ、あれは単なる集団幻覚よ。おそらく、キャンパス内の電磁波が脳波に干渉して引き起こした現象なのよ」

黒縁メガネをかけた短髪の女子学生、秋野迷が自信たっぷりに主張する。彼女の隣では、長い黒髪を揺らしながら、もう一人の女子学生が首を振っていた。

「違うわ、迷ちゃん。あれは霊的な現象よ。私、はっきりと感じたもの。あの学生たちが消えた瞬間、異界への扉が開いたのを」

春雨裏命の声には、どこか神秘的な響きがあった。

「もう、裏命ったら。そんな非科学的な…」

迷の言葉を遮るように、サークルの他のメンバーが口々に意見を述べ始めた。先週から続く学内での奇妙な出来事――突如として姿を消す学生たち――について、議論は白熱していた。

会議が終わり、二人きりになった迷と裏命は、キャンパス内を歩きながら話を続けた。

「ねえ、裏命。本当にあなたには見えてるの? 霊とか、そういうの」

迷の声には、半分は興味、半分は不信感が混ざっていた。

裏命は優しく微笑んだ。「ええ、見えるわ。でも、迷ちゃんの特技の方が私には不思議だわ。目をつむったまま完璧に道を歩けるなんて」

「それは単に道を覚えて、歩幅と方向を間違えなければ誰でもできることよ」

迷はそう言いつつも、自分の能力に少し誇りを感じていた。

その時、二人の前に古びた寺院が姿を現した。キャンパスのすぐ近くにあるその寺院は、以前から不思議な噂の絶えない場所として知られていた。

「ねえ、迷ちゃん。ちょっとこの寺院、調べてみない?」

裏命の提案に、迷は少し躊躇したが、結局は同意した。二人は寺院の境内に足を踏み入れた。

境内は不自然なほど静かだった。夕暮れ時にもかかわらず、鳥の声も聞こえない。迷はスマートウォッチを確認し、周囲の電磁波や気温、湿度のデータを記録し始めた。

一方、裏命は目を閉じ、何かを感じ取ろうとしていた。

「迷ちゃん…ここ、何かおかしいわ。普通じゃない…」

裏命の声が震えている。迷は友人を心配そうに見つめた。

「大丈夫よ、裏命。何もないわ。ほら、データを見て。特に異常な…」

迷の言葉が途切れた。目の前で、裏命の姿が薄らいでいく。

「裏命!」

迷が叫んだ時には、もう遅かった。裏命の姿は完全に消えていた。

パニックに陥りそうになる自分を、迷は必死に抑え込んだ。

(冷静に、論理的に考えるのよ)

迷は深呼吸をし、目を閉じた。そして、裏命が消えた場所に向かって一歩を踏み出した。

歩み続ける。右に3歩、まっすぐに7歩、左に2歩…

気がつくと、周囲の空気が変わっていた。迷が目を開けると、そこは霧に包まれた不思議な世界だった。

「よく来たわね、迷ちゃん」

裏命の声が聞こえた。霧の中から、親友の姿が現れる。

「ここは…どこなの?」

迷の問いに、裏命は首を振った。

「わからないわ。でも、ここにいるのは私たちだけじゃないみたい」

霧の中から、おぼろげな人影が見えてきた。よく見ると、それは最近姿を消したという学生たちだった。

「どうして…どうしてここにいるの?」

迷が尋ねると、学生たちは困惑した表情を浮かべた。

「わからないんです。気がついたら、ここにいて…」

状況を把握しようとする迷。一方、裏命は周囲を注意深く観察していた。

「迷ちゃん、ここを見て」

裏命が指さす先には、古びた石碑があった。二人が近づくと、そこには判読困難な文字が刻まれていた。

裏命が目を閉じ、手を石碑に当てる。

「これは…400年前の記録みたい。ここは『狭間の世界』…現実世界と並行して存在する場所なんですって」

迷は眉をひそめた。「そんな…科学的に説明がつかないわ」

「でも、私たちはここにいるのよ」裏命の言葉に、迷は反論できなかった。

記録によれば、400年前に行われた大規模な儀式の失敗により、この世界と現実世界の境界が薄くなったという。そして、時折人々がこの世界に迷い込むようになったのだ。

「じゃあ、どうやって戻ればいいの?」

迷の問いに、裏命は考え込んだ。

「儀式…そうだわ! 迷ちゃん、あなたのテクノロジーと私の能力を組み合わせれば、きっと何かできるはず!」

裏命の提案に、迷は目を輝かせた。

「そうね、私のスマートデバイスで特殊な周波数を発生させて、あなたの霊力と共鳴させれば…理論的には可能かもしれない」

二人は作戦を立て始めた。迷がスマートウォッチをいじりながら周波数を調整し、裏命は瞑想を始めて霊力を高めていく。

「準備はいい? 始めるわよ」

迷の合図で、裏命が霊力を解放すると同時に、迷のデバイスから特殊な音波が発せられた。

霧が渦を巻き始める。学生たちが驚きの声を上げる中、空間が歪み始めた。

「うまくいってる! このまま…」

迷の叫び声が、突如として現れた強烈な光に飲み込まれた。

目を開けると、そこは寺院の境内だった。迷と裏命、そして失踪していた学生たちが、現実世界に戻っていた。

夜の闇が迫る境内に、安堵のため息が漏れる。

数日後、大学の図書館で二人は向かい合っていた。

「結局、あれは何だったのかしら」

迷の問いに、裏命は微笑んだ。

「さあ。でも、迷ちゃんのおかげで、みんな無事に戻ってこられたわ」

「いいえ、裏命の力があったからよ」

照れ臭そうに言う迷に、裏命は優しく手を伸ばした。

「ねえ、迷ちゃん。これからも一緒に不思議な現象を追いかけていかない? あなたの科学と、私の霊感。きっと素敵な組み合わせになると思うの」

迷は少し考え込んだ後、裏命の手を取った。

「ええ、そうね。まだまだ解明できていない謎がたくさんありそうだわ」

二人の前には、未知の世界への大きな扉が開かれていた。2050年の京都で、彼女たちの新たな冒険が始まろうとしていた。

(了)

ChatGPTが実際に作成した短編小説

### 影の彼方に

2050年の京都。古き良き伝統と最先端の技術が融合するこの街で、秋野迷(あきのめい)と春雨裏命(はるさめりめ)は、オカルトサークル「天邪鬼」に所属し、日々不思議な現象を調査していた。迷は科学的な思考を持ち、特技として目を閉じたままでもルートを完璧に覚えることができる。一方の裏命は、霊感が強く、霊と会話する力や、不思議な世界に入り込む能力を持っていた。

### 第一章: 不思議な依頼

ある日の午後、大学の掲示板に一枚のポスターが貼られているのを見つけた。そこには「京都の古い神社で起こる奇妙な現象について調査してほしい」という依頼が書かれていた。迷と裏命は顔を見合わせ、興味津々でその依頼を受けることにした。

「これって、もしかしてただの都市伝説かもね」と迷がつぶやいた。

「まあ、実際に行ってみないとわからないよ。何か新しい発見があるかもしれないし」と裏命は笑顔で答えた。

### 第二章: 神社への道

迷の特技を活かし、二人は目をつむったまま神社へ向かうことにした。道中、裏命はその霊感で何度も奇妙な影や囁きを感じ取ったが、迷はそれを科学的に説明しようと試みた。

「この音は風が木々を揺らしているんだろうし、影は街灯の角度の問題だと思う」と迷は自信満々に言った。

「でも、なんだか普通とは違う気がするの。迷も少しは信じてみてよ」と裏命は不安げに言った。

### 第三章: 神社での調査

神社に到着した二人は、そこに漂う異様な気配を感じ取った。裏命は霊と対話を試みるが、その霊たちはただ一言、「影が迫る」と告げるばかりだった。迷は周囲の物理的な現象を観察し、何らかの手がかりを見つけようとした。

「影が迫るって、いったいどういう意味なんだろう?」と迷がつぶやく。

「何か重大なことが起こる前触れかもしれない。もっと調べてみよう」と裏命は真剣な表情で答えた。

### 第四章: 影の世界

突然、裏命の力で二人は「影の世界」へと引き込まれた。そこは現実の京都と似て非なる、暗く歪んだ世界だった。二人はそこで神社の真実を知ることになる。かつてこの神社は、強力な怨霊を封じ込めるために建てられた場所だった。

「ここがその影の世界か。まるで悪夢の中にいるみたいだ」と迷は周囲を見渡しながら言った。

「でも、これでやっと真実に近づける。迷、一緒にこの世界を探検しよう」と裏命は勇気を振り絞った。

### 第五章: 怨霊との対峙

影の世界で二人は怨霊と対峙することになる。迷は科学的な知識を駆使し、裏命の霊力と合わせて怨霊を鎮めようとする。しかし、怨霊の力は予想以上に強大で、二人は窮地に立たされる。

「どうやってこの怨霊を封じればいいんだ?」と迷が焦る。

「私の力だけじゃ無理かもしれない。でも、迷の特技を活かせば、きっと道は見つかる」と裏命は迷の手を握りしめた。

### 第六章: 特技と力の融合

絶体絶命の状況で、迷は自らの特技を駆使し、目をつむったまま影の世界の道を進むことにした。裏命は迷と手を繋ぎ、その力を信じてついていく。二人の信頼と協力によって、怨霊を封じるための最終地点にたどり着く。

「ここだ、ここが怨霊を封じる場所だ」と迷は確信を持って言った。

「一緒にやろう、迷。私たちならできる」と裏命は力強く言い、二人は怨霊を封じる儀式を行った。

### 終章: 現実への帰還

怨霊を再び封じることに成功した二人は、無事に現実の京都に戻る。依頼人に報告し、再び日常へと戻るが、二人の絆はより一層深まっていた。迷は裏命の「変な力」を少しだけ認め、裏命も迷の特技を改めて称賛する。

「やっぱり、裏命の力もすごいよ。今回のことで少しだけ信じられるようになった」と迷は微笑んだ。

「ありがとう、迷。でも、君の特技の方がやっぱり変だよ」と裏命は笑った。

### エピローグ

サークル「天邪鬼」の活動は続き、二人は新たな不思議な現象に挑む日々を送る。京都の街にはまだまだ解明されていない謎が満ちている。そして、二人の友情と冒険は続いていく。

「次はどんな謎に挑戦する?」と迷が尋ねた。

「何でもいいよ、迷と一緒なら」と裏命は答え、二人はまた新たな冒険に踏み出した。

2種の結果を読み比べた感想

プロットが短編小説にしては少々複雑すぎたか……というのが第一点。

4000字に無理してまとめようとして、上手くいっていない印象ですね。

ただ、お話としてみたときGhatGPTよりもClaudeの方が圧倒的に上手く書けていますね。

親見さん
破綻はありますが、『小説』になっているのはClaudeですね。

もう少しプロンプトを工夫したり、シーンごとに物語を書かせたりすれば、Claudeはかなり良い感じの文章を書いてくれそうですよね。

【ChatGPT VS Claude 第三回戦】作成した短編小説を互いにレビューしてもらう

さてさて、最後に、GhatGPTとClaudeにお互いが書いた短編小説のレビューをしてもらうとしますか。

渡すプロンプトは以下のようになっています。

あなたのライバルである対話型AIChatGPT(Claude)が短編小説を書きました。ダメな点をレビューしてください。
-以下小説の内容-
親見さん
対立を煽るような意地悪なチャットですね……。

Claudeの回答

# 短編小説「影の彼方に」のレビュー

## 1. キャラクター設定

– 主人公の名前(秋野迷、春雨裏命)が不自然で覚えにくい。日本語の名前としては違和感がある。
– キャラクターの個性や背景が十分に描かれていない。なぜ彼らがオカルトサークルに所属しているのか、その動機が不明確。
– 二人の能力(ルートを覚える、霊と会話する)が物語の展開に十分に活かされていない。

## 2. プロット構成

– 展開が予測可能で、サスペンスや驚きの要素が不足している。
– 「影の世界」への移行が唐突で、その世界の詳細な描写が不足している。
– クライマックスでの怨霊との対決が簡素すぎる。より緊張感のある描写が必要。

## 3. 設定と世界観

– 2050年の京都という設定が活かされていない。未来の技術や社会の変化がほとんど描かれていない。
– オカルトと科学の対比というテーマが十分に探求されていない。
– 「影の世界」の概念が曖昧で、その世界のルールや特徴が明確でない。

## 4. ダイアログ(会話)

– 登場人物の会話が平坦で個性が感じられない。それぞれのキャラクターらしさを反映した言葉遣いや表現が必要。
– 会話を通じたキャラクター間の関係性の深まりが十分に描かれていない。

## 5. 描写と文体

– 情景描写が不足しており、読者が世界観に没入しにくい。
– 感情描写が浅く、キャラクターの内面的な成長や変化が伝わりにくい。
– 文体が単調で、緊張感や情感を効果的に伝えられていない。

## 6. テーマと主題

– オカルトと科学の対立、あるいは融合というテーマが十分に探求されていない。
– 友情や信頼のテーマが表面的にしか扱われていない。

## 7. 結末

– 結末が唐突で、物語全体を通じての成長や変化が感じられない。
– エピローグが平凡で、読者に余韻や深い印象を残せていない。

## 改善のための提案

1. キャラクターの背景やモチベーションをより詳細に描く。
2. 2050年の京都という設定を活かし、未来的な要素をより多く取り入れる。
3. オカルトと科学の対立をより深く掘り下げ、キャラクターの成長に結びつける。
4. 「影の世界」の独自性と規則性を明確にし、より魅力的な世界観を構築する。
5. クライマックスでの対決をより詳細に描写し、緊張感を高める。
6. キャラクター間の会話をより個性的にし、関係性の変化を丁寧に描く。
7. 情景描写や感情描写を充実させ、読者の没入感を高める。
8. テーマをより深く探求し、物語全体を通じて一貫性のあるメッセージを伝える。

ChatGPTの回答

**レビュー**

# 霧の向こうの真実

**長所:**

1. **設定の詳細な描写:**
– 2050年の京都の未来的かつ伝統的な風景がよく描かれている。テクノロジーと伝統の融合が魅力的で、読者に強いイメージを与える。

2. **キャラクターの個性:**
– 秋野迷と春雨裏命の対照的なキャラクター設定が興味深い。迷の科学的視点と裏命の霊的視点の対比が物語に深みを与えている。

3. **緊張感のある展開:**
– 二人が異界に迷い込む場面や、異界での学生たちとの遭遇、現実世界への帰還など、緊張感のある場面が効果的に描かれている。

**改善点:**

1. **テーマの明確化:**
– 物語のテーマがやや曖昧。科学と霊感の対立や共存を描く意図はあるものの、そのメッセージがはっきりしない。例えば、迷と裏命がそれぞれの信念をどう発展させたか、具体的なエピソードを通じて示すと良い。

2. **キャラクターの成長:**
– 迷と裏命のキャラクターの成長がやや弱い。物語を通じて二人がどう変わったか、または何を学んだかをもう少し明確に描くと、読者の共感を得やすい。

3. **ディテールの調整:**
– 霧の世界や石碑の描写が曖昧で、読者にとって具体的なイメージをつかみにくい。特に異界の設定やルールについてもう少し詳しく描写すると、物語に説得力が増す。

4. **対話の深化:**
– 迷と裏命の対話がもう少し深く掘り下げられると良い。特に、二人の信念や感情の変化を対話を通じて具体的に描くことで、キャラクターの内面がより明確になる。

5. **ストーリーの流れ:**
– 物語のクライマックスがやや急ぎ足に感じられる。異界での出来事や儀式の準備など、重要なシーンにもう少し時間をかけると、読者の没入感が高まる。

**総合評価:**
この短編小説は魅力的な設定とキャラクターを持ち、読者を引き込む力がある。しかし、テーマの明確化、キャラクターの成長の描写、ディテールの調整が必要だ。物語の展開をもう少し緻密にし、キャラクターの内面に迫ることで、より一層魅力的な作品に仕上がるだろう。

AI同士のレビューを見た感想

Claudeの方が辛辣で草が生えますよ。逆にChatGPTは優しいですね。アドバイスに専念している感じがします。

まぁ、キャラやシーンの掘り下げは、この内容だと4000字だと無理なので、致し方なしといったところでしょう、

ただ、そこが指摘できているのは『わかってる』感がありますね。

親見さん
『主人公の名前(秋野迷、春雨裏命)が不自然で覚えにくい。日本語の名前としては違和感がある』って書かれてますよ?

き、気にしてないし。げふっ(吐血)

まとめ

ChatGPTを超えたと噂されるClaudeに小説を書かせて、比較をしてみました。

結論、小説を作る力で言えばClaudeの方が段違いに高いですね。

親見さん
もうちょっと複数のプロンプトで検証する必要はありますが、この結果を見る限りはそう言えますね。

小説を書くサポートツールが欲しい――という方はClaudeさんを頼るといいかもしれませんね!

最後まで読んでくださりありがとうございました。

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