どうも、1か月の間、1日16時間を仕事に捧げ続けた社畜です。
社畜キャラクターは、ライトノベル・漫画のジャンルで一定の地位を獲得しています。
社畜キャラクターを真に表現するには、社畜をやってみるしかない。
というわけで、たまたま1日16時間をお仕事に捧げた1か月があったので、その体験をまとめておきます。
社畜キャラクターを作る参考にしてくださればと思います~!
なんで1日16時間を捧げる羽目になったの?
僕は、エンジニアとして会社にお勤めをしています。
仕事の内容としては、依頼主から仕様を聞いてソフトウェアの設計をしたり、手を動かしてプログラミングをしたり、テストをしたりと、上流から下流工程までやる都合の良いエンジニアです。
僕がぶち込まれた案件がとにかくやばかった!(語彙の消失)
いわゆる炎上案件と呼ばれるモノで、納期が超ギリギリ――いや、もはやアウトでしょ、な案件だった。
誰だ!? ここまでひどい状態になるまで放置してたやつは!?!?!?
僕はそこでとあるサーバーのデータ処理部分をまるまる任されたわけですが、
・納期やばいのに、誰も仕様を確定させていない
・人が足りなくてワンオペ
この2つの理由で、僕のデスマーチは始まったのでした。
1日16時間仕事に捧げた社畜のスケジュール
手始めに、1日のスケジュールを書き残しておきます。
AM 7:00 家を出る
AM 9:00 出社
PM 9:00 退社
PM 23:00 帰宅
PM 23:30 就寝
嗚呼、なんてシンプルな時間割! 社畜キャラクターとしては、芸術点高めですよ、これは。
自分の時間は、8時間しかなくて、そこからご飯や寝る時間を差し引いたら、なにもない。
そう、なにもないんですよ!
お仕事自体は、手を動かすだけなので、体力は使いませんでした。
ですが、通勤時間がきつかったですね。
僕が関わった炎上案件では、セキュリティの関係上、遠くに通勤しなくてはならず、通勤時間が往復4時間ありました。
ちなみに、上には上がいる
1日のうち仕事に20~21時間を捧げる上級職・社畜マスターもいました。
スケジュールもくそもなくて、一食のご飯と風呂の時間以外はほとんど働いています。
睡眠時間は、1週間で12時間。
そのお方は、エンジニアという仕事が好きで好きで仕方がないので、そんな働き方ができるみたいですね。
社畜キャラクターの心理状態は?
小説で社畜キャラクターを書く上で、心理状態は大切な要素の1つです。
どんなキモチでお仕事に向き合っているのか、書き残していきます。
社畜の心理状態には、大きく分けで3つのステップが存在します。
ステップ①:どぼじて、なんで、ぼぐがやばいお仕事をしないといげないんですが。
やばいお仕事に対して、文句を言うのがファーストステップです。
仕事を振ってきた上司と、それを受けてしまった自分に、憎しみにも似たどす黒い感情を抱きます。
でも、社畜なので血の涙を流しながらも、手を動かします。
ステップ②:やめりゅ! こんな会社やめてやりゅ!
現実逃避の段階ですね。
デスマーチの最中、天から声が聞こえてくるんです。
「転職には、リクルートエージェントが良いですよ」
「いやいや、今はデューダっしょ」
社畜は仕事の合間に転職サイトを開いて、天井をあおぐ。
それが、社畜の第二段階です。
ステップ③:悟りを開く
そして社畜は、考えることをやめた。
最終段階で、社畜は悟りを開きます。
悲しむことも、怒ることも、けっこう体力を使うんですよね!
それすなわち、無駄。
夜遅くまで明かりが灯る建物の窓には、ただもくもくとタスクをこなす社畜が映っているのでした。
社畜キャラクターで悟りを開いている輩が多いのは、案外事実に基づいているかも?
世にはびこる社畜キャラクターには、悟りを開くというか、諦めているというか、思考が停滞しているというか、そういうキャラクターが多い印象です。
今回、身をもってそれを知りましたので、現実に基づいてるんだなぁとつくづく。
・停滞感のあるシチュエーションにキャラクターを配置する。
・状況が悪いのはわかっているけれど、それを諦めている。
この2点を重視して書けば、共感力の高いキャラクターを書けそうだと思いました。
あ、その状況を打破してくれるメイドでドラゴンな女の子とか、幽霊の幼女とか、癒しのキャラをセットで用意してくださいね?
これは社畜とのお約束です。
まとめ
社畜のキャラクターを書くときに参考になるような実体験をまとめました!
追加の情報があれば(ないことを祈っているけれど)、適時書いていきます。
一度はブラックな仕事をやってみたかったので、経験としてはなかなかよかったです。
これで、ブラック企業に務める社畜を主人公にした創作がはかどるからヨシっ。
あ、でも、2度目はないからね?? 炎上案件はもうお腹いっぱいだからね??
最後までよんでくださりありがとうございました!
↓社畜体験記事↓