
NovelAIのv4では多くの機能が追加されています。
中には「これ、イラストの自由度がめっちゃ上がるじゃん!」みたいな機能もあるんですよね。
・NovelAI v4の注目の新機能
・モデルの使用感
実際に使ってみた感想を交えて、上記を解説していきますね!
NovelAI v4ってどんなモデル?
NovelAI v4は、Anlatan社が開発した完全オリジナルの画像生成モデルです。
従来のStable Diffusionなどのベースモデルに依存せず、イチから学習を行っています。
これにより、プロンプトの解釈や生成品質が大幅に向上しました。
実際、使ってみて
・構図の幅が広がっている
・手の描写の正確性が段違いに良い
この2つの進化は感じましたね!
デフォルトの絵柄については、美麗系のアニメイラストですかね。




ですが、NovelAIのV3Animeの絵柄が好きなボクにとってはちょっと残念だったりはします。まぁ、ここは好みの問題ですね!
今後アニメ向けのチューニングがされたモデルが出るのに期待です!
蛇足:紳士向けタグを設定していないのに、紳士系イラストが出やすくなった気がする?
新機能続々! NovelAI v4の新機能をご紹介!
NovelAI v4では多くの新機能がリリースされています。
AIイラストの自由度を上げるモノも数多くありますので、順にご紹介していきますね!

1. マルチキャラクタープロンプト
NovelAI v4では、1つの画像に最大6人の異なるキャラクターを同時に配置できます。
各キャラクターに個別のプロンプトを指定できるため、特徴の混同を防ぎ、構図の自由度が高まりました。
こんな風にキャラクターごとにプロンプトを分けて書くことができるんですよね。
結果がこれです。女の子の特徴が混ざることなくはっきりと出ているのがわかりますよね!

複数人のキャラクターが登場するイラストをかなり書きやすくなっていますね。
2. 自然言語プロンプトに対応
英語の自然な文章でシーンを描写することが可能になりました。
これにより、タグと英語の文章を組み合わせて、より直感的なイラスト生成が可能です。
タグだけでは指定が難しかった複雑な構図も、これで出しやすくなります!

以下の文章『女の子が扇風機の前に立って扇いでいます。』でイラスト生成を試してみると、結果はこうでした。

3. アクションタグ
キャラクター間の相互作用を指定するためのタグが導入されました。
source#(行動する側): 行動を起こすキャラクターを指定
例: source#hug → キャラクターが抱きしめる行動をします
target#(行動される側): 行動を受けるキャラクターを指定
例: target#hug → キャラクターが抱きしめられます
mutual#(相互行動): お互いに同じ行動をするときに使用
例: mutual#hug → 指定したキャラクター同士がお互いを抱きしめます
引用:NovelAI リリースノート
これも複数人を描写するときに嬉しい機能ですね!
試してみた結果がこちら。
・赤い女の子がsource#hug、白い女の子がtarget#hug


赤い女の子が白い女の子をハグしています! すごい!
・赤い女の子がtarget#hug、白い女の子がsource#hug


targetとsourceを入れ替えるだけで立場が逆転してる! ブラボー!
・赤い女の子がmutual#hug 、白い女の子がmutual#hug
お互いがハグしてる……百合最高だ……。


4. ポーション機能
ポーション機能は、特定の画像からスタイルや雰囲気を抽出し、新たな画像生成に活用する機能です。
これにより、好みの画風や雰囲気を再現したり、複数のスタイルを組み合わせた独自の表現が可能になります。
※これはちょっと研究中です。
まとめ
NovelAI v4の注目新機能とモデルの使用感についてまとめました。
v3と比較して特に性能が上がっているのは、
・複数人の描画がやりやすくなった
・複雑な構図を作りやすくなった
といったところでしょう。
