世にいる人気キャラクターは、必ずと言っていいほどギャップを持っています。
魅力のあるキャラを作る際に、「上手なギャップ作り」は必修科目と言っても過言ではありません。
今回はキャラクターを引き立てるギャップについての記事をまとめていきます。
・キャラクターが持つギャップの種類
・ギャップの作り方
・読者の心をつかんで離さない「ギャップ」を持つ世の作品のキャラクター
そもそもギャップって?
ギャップは「実は○○だった」や「意外と○○だった」等のキャラが持つ隠れた性質です。
二面性を描くと、意外性が読者の気を引くんですよね。
五条悟(呪術廻戦):戦闘能力は最強だけれど、ちゃらんぽらん。
上記お二方は、特別な能力を持っているけれど、性格上の欠点があるという例ですね。
性格上の欠点が彼らに人間味を与えています。
キャラクターの持つギャップの種類
ギャップの種類は、以下の3種類に分けられます。
②長所と短所のギャップ
③キャラクターと状況のギャップ
①外面と内面のギャップ
外面と内面のギャップの一番わかりやすい例は、「見た目は子供、頭脳は大人」さんことコナンくんでしょう。
小学生にも関わらず、天才高校生探偵の頭脳を持っているというギャップが、コナンくんの魅力の1つですよね。
・ロリババア
・ボクっ娘
・TS
外面と内面のギャップを利用したテンプレ属性も存在します。
②長所と短所のギャップ
とんでもない長所を持ったキャラクターに、明確な短所を用意するとギャップが生まれます。
他に例を挙げるとすれば、以下の二人がわかりやすいです。
・アリス(神様のメモ帳)
上記の二人のキャラクターは、探偵です。
ずば抜けた推理力を持っていますが、とにかく体力と行動力に乏しいです。
推理に必要な情報を誰かに持ってきてもらわなければ、その能力を発揮できないという欠点を持ちます。
このギャップの設定が優秀で、人間味を与えられるだけでなく、作中に登場する「行動力を補う助手を引き立てる」効果もあります。
③キャラクターと状況のギャップ
キャラクターと環境にギャップを作るのも、面白いです。
・タコピー(田コピーの原罪):ハッピーしか知らないハッピー星人なのに、不幸だらけの環境に行ってしまう。
ギャップのある環境が、解決すべき課題にもなって、こちらも二度おいしい設定になります。
まとめ:ギャップは魅力的なキャラクターを産み出すスパイス
実際に存在するキャラクターを交えて、ギャップについてまとめました。
完全無欠なだけのキャラクターは、逆につまらないモノです。
ギャップを与えて、読者を引き込む吸引力のあるキャラを作っていきましょ!
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