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イラストを作るにあたって、構図は絵の全体の印象を決める重要な要素ですよね。
NovelAIを活用して、思い通りの構図や視点、アングルのイラストを生成するためには、そもそもどんなプロンプトがあるのかを知ることが重要です。
この記事では、構図に関する要素を効果的に指定するためのプロンプト作成方法と、具体的なキーワードの使い方を解説します!
構図次第でイラストの印象がまったく違う
イラストの構図によって印象が大きく変わることは多々ありますよね。
似たようなキャラクターでも、上から見るか、下から見るかで印象ががらりと変わります。
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見る人にどんな印象を与えたいか。
これに応じて構図を変えられるようになると、イラストの魅力が一段階アップすること間違いなしです!
NovelAIにおける構図は「カメラをどこに置くか?」の意識で決める
NovelAIにおける構図は、結局のところカメラをどこに置くかの問題なんですよね。
「キャラクターの体のどこを映すか」
「キャラクターをどの方向から見るか」
この2点を考えながら、「どこにカメラを置こっかな~」と作る側は考えるわけです。
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たとえば、キャラクターを強調したいので上半身をアップで映そうとなった場合は、その子の胸の前あたりにカメラを置くイメージでプロンプトを選べば良いです。
「カメラをどこに置くか」という視点で後に紹介する呪文を見てみると、わかりやすいと思います。
【保存版】NovelAIにおける構図・視点・アングルに関連するプロンプト
NovelAIにおける構図・視点・アングルに関するプロンプトをまとめていきます。
ここにある呪文を使いこなせれば、基本的な構図は実現できるようになりますよ!
構図に関するプロンプト
構図は、イラストのフレーミング(被写体のどの部分を描くか)を決定します。
以下のキーワードをプロンプトに組み込むことで、希望の構図を指定できます。
close-up:被写体にズームインした構図
portrait:顔から肩までの肖像画風の構図
upper body:上半身を描く構図
full body:全身を描く構図
cowboy shot:太ももの中間から上を描く構図
例えば、キャラクターの全身を描きたい場合は、プロンプトにfull bodyを追加します。逆に、顔の表情を強調したい場合はclose-upやportraitを使用すると効果的です。
顔以外を中心に描きたかったり、キャラクターではなく背景を中心に描写したい場合は、以下のプロンプトも効果的ですよ!
feet out of frame:足がフレーム外にある構図
wide shot:被写体を遠くから捉えた広角の構図
very wide shot:被写体を非常に遠くから捉えた構図
視点・アングルに関するプロンプト
視点やアングルは、被写体をどの角度から見るかを決定します。
以下のキーワードを活用して、希望の視点やアングルを指定しましょう!
from above:上から見下ろす視点
from below:下から見上げる視点
from behind:背後からの視点
profile:横顔を描く視点
dutch angle:カメラを斜めにした独特なアングル
例えば、キャラクターを下から見上げる力強い印象のイラストを生成したい場合は、プロンプトにfrom belowを追加します。
また、動きや緊張感を表現したい場合はdutch angleを使用すると効果的です。
以下のプロンプトは使用頻度は低いですが、「ちょっと変わった構図が欲しいなぁ」という方には試してみることをおすすめします!
from side:横からの視点
sideways:横向きの表示
upside-down:逆さまの表示
その他の関連プロンプト
通常のイラストでは使わない構図に関する特殊なプロンプトもありますので、もし必要でしたら使ってみてくださいね!(けっこう面白いです)
multiple views:同じキャラクターを複数の角度から描く構図
zoom layer:背景に拡大画像を配置する構図
reference sheet:キャラクター設定資料のような構図
構図・視点・アングルに関連するプロンプトの具体的な使用例
構図や視点を指定したプロンプトの例をいくつかご紹介しておきますね!
上半身のクローズアップ:{{upper body}}, close-up
下から見上げる全身像:{{full body}}, from below
背後からの横顔:profile, from behind
プロンプトを見ていただければわかるように、基本的に「キャラクターのどこを映すか」×「カメラのアングル」で構図が決まっています。
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イラストの構図と視覚的な効果について
代表的なイラストの構図とその視覚的な効果をまとめておきます。
自分の欲しい構図を考える際の参考にしてくださいませ!
構図のプロンプトとイラストの印象に与える効果
全身(full body):キャラクター全体を描くことで、ポーズや衣装の全体像を伝え、背景との関係性を明確に示すことができます。
上半身(upper body):キャラクターの上半身に焦点を当てることで、表情や手の動きなど、感情や動作を強調できます。
クローズアップ(close-up):顔のアップにより、細かな表情や感情のニュアンスを強調し、見る人の注意を引きつけます。
視点・アングルプロンプトとイラストの印象に与える効果
俯瞰(from above):上から見下ろす視点は、シーン全体の広がりやキャラクターの位置関係を示し、物語の全体像を伝えるのに適しています。
あおり(from below):下から見上げる視点は、キャラクターの威圧感や力強さを強調し、ヒーロー的な印象を与えます。
横顔(profile):横からの視点は、キャラクターのシルエットや特徴的な横顔を際立たせ、静かな雰囲気や内省的な印象を与えます。
ダッチアングル(dutch angle):カメラを斜めにした構図は、動きや緊張感を演出し、シーンに独特のダイナミズムを加えます。
まとめ
構図・視点・アングルのプロンプトについてまとめました。
・「カメラをどこに置くか」のイメージでプロンプトを組む
・構図に関わるプロンプトの種類を知っておく
・構図がイラストに与える効果を知っておく
これらを押さえておけば、イラストの印象がグッとよくなります。
本記事を保存しておけば、「プロンプトを忘れちゃった」というときにすぐに思い出せると思いますので、よろしければブックマークしてくれると嬉しいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
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