【藤本タツキ】アマプラでも見れる! ルックバックの映画レビュー|創作をしている人にはおすすめしたい一作

Amazon Primeでルックバックの映画が見られるじゃん!

藤本タツキ先生が描いた漫画を原作として、作られた映画『ルックバック』

親見さん
藤本タツキ先生と言えば、チェーンソーマンですよね。

そうですね。そのタツキ先生が漫画と向き合う二人の少女の物語を描いたのが『ルックバック』です。

アマプラ評価も☆4.5とかなり良い。

一体全体どんな作品なのか……と興味津々に視聴してみると、『創作をしている人』にこそ見てほしくなるような一作品でした。

つい紹介したくなってしまいましたので、今回は映画『ルックバック』のご紹介です。

あ、あらすじ以上のネタバレはないのでご安心して見てくださいませ!

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ルックバックってどんな映画だった?

ルックバックの映画概要からざっくりいきますね。

・公開記念PV

PVからもわかるように、二人の少女の関係が漫画を中心にして変化していく――というのが物語の大筋です。

親見さん
画風もタツキ先生が描く漫画の味を残していて良いですね!

アマプラのあらすじを見ても、おおむねそんなあらすじが書かれています。

Amazon Primeのあらすじ
学年新聞で4コマ漫画を連載している小学4年生の藤野。クラスメートからは絶賛を受けていたが、ある日、不登校の同級生・京本の 4コマを載せたいと先生から告げられる…。二人の少女をつないだのは、漫画へのひたむきな思い。 しかしある日、すべてを打ち砕く出来事が…。胸を突き刺す、圧巻の青春物語が始まる。

とはいえ、『二人の少女が漫画を通じて成長していく』とか、単純なお話ではありません。

「痛々しいほどの自信」が折れたときに感じる「気恥ずかしさ」にグッと引き込まれた

ルックバックには、二人の女の子が主人公として登場します。

藤野:小学四年生時点では、漫画に対して圧倒的な自身を持っている女の子。学年新聞で四コマ漫画を連載している。
京本:藤野の同級生。不登校で引きこもり。実は藤野より絵が上手い。

藤野は学年新聞で四コマ漫画を描いていて、それが「上手い上手い」とクラスメイトのみんなから褒められて、めちゃくちゃ自信を持ってるんですよね。

ちなみに、藤野のキャラの端々に、チェーンソーマンのデンジ風味を感じます。

親見さん
見ていて痛々しいところが面白いのが、藤野ちゃんであり、デンジさんの共通点ですよね。

痛々しいほどの自信。

それがあったわけですが、藤野より絵が上手い京本が学級新聞で漫画を描き始めたことによって、藤野は「はっ」と目を覚まします。

自分は天才でもなんでもなくて、もっとすごい人は他にたくさんいる。

自信満々の小説を投稿サイトに投げたら、周りにももっとすごい人がたくさんいて、打ちのめされた。

創作をやっていたら、似たような体験ありますよね(笑)

創作をやっている人だったら「痛々しいほどの自信」とそれが打ち砕かれたときの「気恥ずかしさ」にグッと引き込まれるはずです。

なぜキミは筆を持つんだい?

みなさん、創作をしていて筆を折った経験はありますか?

ボクはあります。つまようじみたいにポキッとあっさりと折れたことが。何度も(安い筆だな)

主人公である藤野は、京本に四コマ漫画で負けてから猛烈に努力をしはじめます。

スケッチブックが部屋の中に積み上げられていく様子も描写されていて、彼女の努力のほどがうかがえます。

(中学生や高校生の頃は、ノートに小説を書いてたな……という懐かしさもちょっぴり湧いてきたり)

藤野はお調子者です。

四コマを描いていた理由も、「みんなから認められるのが気持ちいい」から描いてました。

でも、それがいつの間にか「京本に勝ちたくて描いてる」に変わっているんですよね。

作品を通じて、筆を持って何かを描く理由が移ろい変わっていくんですよね。

ですが、どれだけやっても藤野は京本に勝てませんでした。

そして、筆を折ります。

「やーめたっ」と言った感じに、あっさりと。

・みんなに認められるために創作をする
・誰かに勝ちたくて創作をする

そして、何をやっても勝てなくて筆を折る。

そのどれもが、(よっぽど優秀な人でなければ)創作をしている人は経験があるはずなんですよね。

それを痛々しいくらいに突き付けてくるんです。

親見さん
「うっ」ってなりますね。「うっ」って。

そんな藤本は、再び筆を握るのですが、はたしてどんな理由で絵描きを再会するのでしょうか。

それもきっと、創作をしてきたみなさまにとっては、心当たりのある感情のはずです。

総じて。

ルックバックという作品は、クリエイターが一度は覚えたであろう感情をまざまざと見せつけてくるんですよね。

ド派手なタイプの面白さはないけども……

と、ここまではルックバックの序盤のお話になります。

ルックバックはチェーンソーマンみたいにド派手なアクションがあるわけでもなく、「ギャハハ」と笑えるような逆があるわけでもないです。

ただ、創作をやっている人間が見ればかなり味わい深いです。

「ああ、あるある」という共感や「あんた、何のために創作をやってるんだ?」という問いかけを存分にくれます。

創作をしている。いや、創作と少しでも向き合ったことがあるなら絶対に見てほしい作品ですね!

映画版ルックバックはAmazon Prime 漫画版はジャンプ+もしくはKindleにあるよ!

映画版はAmazon Primeに加入していれば誰でも見られます。

漫画版は、Kindleもしくは紙の本がありますね。


まとめ

藤本タツキ先生が描いた漫画を原作として、作られた映画『ルックバック』の感想をまとめました。

ルックバックの言葉の意味
・過去を振り返る
・改装する

あるいは、本編の意図するところなら背中という意味合いもあるか。

物語上でもルックバックという言葉は大きな意味を持ちますが、創作をする人にとってもルックバックする良い機会になるような作品でした。

アマプラで見られるうちに、視聴してみてくださいね!

 

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