自費出版とは? なかなかえぐい必要経費も含めて解説

こんにちは! マヨナカログのつくよみです!

個人作家ができるいろいろな出版方法を紹介してきましたが、今回は自費出版をテーマに扱います。

これは、超ざっくり言うと、出版社にお金を払って自分の本を出す方法です。

親見さん
出版社を通して本を出すんですか!? プロと変わらないじゃないですか!

そうですね。プロとの違いは、本の作成費を自分で負担することです。

親見さん
出版社から本を出すのは、作家にとって大きな夢の1つですよね。

今回は、自費出版の概要を知りたい方に向けて、要点をまとめて解説していきます。

いずれ自分の本を形にしたいという方でしたら、1つの選択肢として知っておいて損はない内容となっています。

スポンサーリンク

自費出版ってなーに?

冒頭でも説明した通り、自費出版とは自分で出版にかかる費用を出して、会社と本を作る方法です。

親見さん
出版社を通して、この世界に1つだけの自分の本を作ることができるんですよね!

本の道のプロを通すわけですから、自費出版では書店に並ぶ書籍となんら変わらないクオリティのモノを作ることができます。

自費出版を行う目的は人それぞれで、実際に書店で自書籍を販売したいと考える方もいれば、自分の本を身内に配るために作成する方もいます。

親見さん
このサイトの閲覧者さんは、小説家さんが多いので、自分の小説を出したいという方がたくさんいらっしゃりそうですね。

自費出版するための大まかな流れ

出版社によって違いはありますので、参考程度に自費出版の流れを見ていきます。

自費出版は、基本的に製本パートと流通パートに分かれています。

製本パート

1.打ち合わせ
本のサイズや、ページ数、書式の決定。また、挿絵を入れる場合は、その指定。そういったもろもろの相談を出版社と行います。
2.見積もり
打ち合わせの結果をもとに、料金の決定をします。
3.校正
原稿を提出したのち、仮刷りを出版社からもらえるので、それをチェック、修正します。
このパートは納得のいく書籍ができるまで、何度も繰り返します。
4.印刷・製本
本が形になるパートですね! ここは、出版のプロの方々に完全にお任せするパートです。
5.納本
出来上がった作品が、出版社の方から手渡されます。

次の流通パートは、出版社によっては対応していないところがあります。

請け負うのが製本までか、流通までかは、会社によって異なるので、利用する場合は注意して出版社を選んでください。

流通パート

1.流通方法の決定
全国の書店や、アマゾンなど販売方法を決めます。対応している流通方法は、出版社によって異なります。
2.流通・販売
選択した流通方法で販売が行われます。
3.印税ゲット
販売部数によって印税が入ります。印税率は、出版社によって異なります。
親見さん
流れ自体は、意外とシンプルですね!

申し込みさえしてしまえば、出版のプロのサポートがあるので、迷うことはないですね。

自費出版にかかる費用は?

原稿の状態や本の仕様で大きく異なるので、はっきりとは言えません。

ただ、1つ言えることはあります。

めちゃくちゃ高いです。

流通あり、ページ数200、1000部印刷、ソフトカバーの条件でも、100万円をゆうに超えてきます。

流通なし、100ページ、50部印刷、ソフトカバーでも20~30万円はかかります。

親見さん
う、うまい棒何本分でしょうか! ひーふーみーよー

細かい料金はどうでもいいので、「自費出版にはめちゃくちゃお金がかかる」ということを覚えておきましょう。

親見さん
出版には相当な覚悟が必要ですね!

本来、出版社が必要とする経費を肩代わりするのだから、ある意味妥当な金額ですね。

ちなみに、安価な出版方法を探している方でしたら、アマゾンのKindleで電子書籍として出版する方法もあります。

出版社の種類について

自費出版するにあたって覚えておくことの1つあります。

依頼しようとしているところが、総合出版社か、自費出版専門の出版社かということです。

総合出版社では、編集者がついてくれるので、本の内容に関するアドバイスを受けることができます。
逆に、自費出版専門の出版社では、自分が原稿を持ち込んでそれを印刷するだけです。

プロの目も入ったハイクオリティな完成品を求めるなら、総合出版社を選ぶ方がいいのですが、基本的に割高となっています。

自分の求めるクオリティに応じて出版社を決めましょう。

自費出版って結局どうなの?&注意点

ここまで自費出版のお話をしてきましたが、初期費用のお話の段階で「あ、この方法は無理だ」となった方は多いと思います。

親見さん
そうですね。出版にかかる費用がめちゃくちゃ高いです……。破産しちゃいますよぉ。

ぶっちゃけ言って、「自分の本を出して印税で稼ぐぞぉ!」というのには向きません。

よっぽどの知名度がなければ、本を出せば出すほど赤字間違いなしです。

親見さん
ですよねぇ。

本の売れ残りが出てしまったら、それを保管するための倉庫代がかかってしまうケースもあり、ランニングコストが発生するケースもあります。

本を出版して稼ぎたいならば、自費出版をして印税を稼ぐよりも、新人賞を突破して印税を稼ぐ方が、まだ現実味があります。

親見さん
そうなのですかぁ。新人賞を通過する以上に、自費出版で稼ぐハードルは高いんですね。

はい。間違いないです。

ただし、目的が稼ぐではなく、自書籍を形として世に残したいという目的ならば、使うのもありです。

親見さん
新人賞は通過すれば本を世の中に出せますが、受からなければ、永遠に出版することができませんからね……。

また、新人賞とは違い、自分が好きなジャンルで、好きな表現を行うことができるのも自費出版のいいところです。

利益度外視なので、需要のないジャンルも書き放題ですし、内容もけっこう無茶苦茶なことが書けます。

親見さん
出版社さんも、商売ありきなので、作家さんの自費出版じゃない場合は稼げる内容の本を出したいですからね。

まとめ

自費出版の概要についてまとめました。

稼ぎたいから自費出版をするんだ! というのは、おすすめしません。

逆に、費用はいくらかかってもいい! 自分の本を世に出したいんだ! 利益なんか関係ねえ! という方には、おすすめできますね。

もし、自書籍で稼ぎたいという方でしたら、電子書籍やウェブサイトに登録して稼ぐ方法もありますので、以下の記事を参考にしてください。

関連記事

親見さん プロじゃなくても、自分が書いた小説でお金を稼いで、焼肉を食べてみたいです! こんな方も多いんじゃないでしょうか! プロじゃないと小説で収益を得られない?  一昔前だとそうかもしれませんが、現代は[…]

出版社を通した自費出版よりも安価に紙の本を出す方法としては、プリントオンデマンドを使う方法もあります。

関連記事

マヨナカにこんにちは! つくよみです。 親見さん 形のある本として、自分の書籍を手に持ってみたいです。できるなら、販売もしてみたいです……! こんなことを思う方は多いんじゃないでしょうか? その方法の1つとして、[…]

・記事のナビゲイター:親見 心(おやみ こころ)

↓↓ナビゲイターの登場作品はこちら!↓↓

スポンサーリンク
最新情報をチェックしよう!