AIイラストをLive2Dで動かす!|事前知識なしでも3時間でキャラクターをまばたきさせられるよ

AIイラストをLive2Dで動かしたい!

意外とそんなニーズがあると思います。僕にはありました。……ありますよね?

ボクの場合はunity用のLive2Dモデルが欲しくて、「AIイラストをLive2Dで動かせるようになりてぇ」となりました。

僕はLive2Dに関する知識はまったくなかったのですが、今回そんな僕でもAIイラストをLive2Dでまばたきさせるとこまでいきましたので、覚え書きも兼ねて記事にまとめておきます。

Live2Dを動かすに至るまでに参考にした資料、つまづいたところや気を付けるべき点を記載しておきますので、参考にしてみてくださいませ!

手順としては以下の3ステップで、手順ごとに解説していきますね!

①AIイラストを作る
②ペイントツール(今回はCLIP STUDIO)でAIイラストのレイヤー分けをする
③Live2D Cubism Editorでイラストに動きを付ける

ここまで大体3時間あればいけると思います!(早い人はもっと早いでしょうが)

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今回のゴール地点はAIイラストを『まばたき』させること

今回のゴール地点はAIイラストを『まばたき』させることです。

まぁ、まばたきができれば他の動きも応用でいけるやろ。

Live2D作成用に使ったイラストがこちらで、この子をまばたきさせていきます。

これをLive2Dで動かすと……

こんな感じでまばたきさせられます。

迷ちゃん
まばたき一つでイラストに命が宿った感じがしますねっ。

良いですよね。僕もこれができたときは「Live2Dしゅごいぃい」ってなりましたね。

Live2D用のAIイラストを作ろう!

今回のLive2D用に使うイラストは、先ほどもご覧になっていただきましたがこちらです。

Live2D用のAIイラストを作る際の注意点は、以下の2点ですね。
・バストアップイラストにする
・キャラクターの目と前髪が被らないようにする

もし、動かしたい「AIイラストがないよ!」という場合は、NovelAIを使ってイラストを作るのがおすすめですので、以下の記事も合わせてご覧になってくださいね!

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まばたきさせたいだけなら、バストアップイラストにする

ひとまずLive2Dを試してみたい――という方ならば、正面を向いたバストアップイラストがおすすめです。

キャラクターの顔のパーツが大きく描写されていれば、後でする『パーツ分け』の作業が圧倒的にしやすいんですよね。

AIイラストの生成には『upper body』のタグを入れて、バストアップイラストを生成するようにしましょう。

また、キャラクターの頭部や両肩が途切れていないイラストが、Live2Dにした後も不自然がなくて良いです。

キャラクターの目と前髪が被らないようにする

キャラクターの目と前髪が被らないようにするのも、Live2Dでまばたきさせる上でかなり大事です。

迷ちゃん
なぜですか?

パーツ分けの作業を行う際に、目の領域を切り取ってレイヤー分けするのですが、前髪が被っていると目のレイヤーに前髪が入ってしまうんですよね。

手書きイラストであれば、レイヤーを分けて描けば済むお話なんですが、AIイラストだとこれがなかなか難しいんです。

たとえば、こんな風な前髪が長いキャラクターのLive2Dを作りたい場合は……けっこう難しそうです。

AIイラストを使って、前髪が長いキャラのLive2Dを作りたい場合は……どうすればいいんですかね。

知っている方がいらっしゃったら、コメント欄かXのDMで教えてください(笑)

迷ちゃん
人頼みですかっ……。

②ペイントツールでAIイラストのレイヤー分けをする

AIイラストが完成したら、それをペイントツールに読み込ませてレイヤー分けを行っていきます。

僕はCLIP STUDIOを使っていますが、「ペイントツールにこだわりがないよ! 無料でできればなんでもいい!」という方はGIMPを使えば良いと思います。

この工程は、レイヤー分けができれば使うツールは何でもよいので。

そもそも、レイヤー分けとは?

迷ちゃん
そもそも、レイヤー分けってなんでしょうか?

こんな感じに、イラストを階層に分ける作業ですね。

たとえば、左-瞳のレイヤーだけを表示するとこんな感じに左の瞳だけが描写されます。

迷ちゃん
なるほどです……!

まばたきをさせたい場合は、『瞳、白目、まつげ』の項目で分ける

まばたきをさせたいだけなら、瞳、白目、まつげだけレイヤーを分ければ十分です。

この画像のようにレイヤー分けを行えばオーケーです。

実際のレイヤー分け操作は使用するペイントツールによって違うので、そこは自身が使うツールで調べてみてくださいね!

切り抜いたら白目と肌の空白が生まれるので、そこは塗りつぶしておく

瞳や白目の部分を切り抜くと空白部分が生まれます。

ここの仕様はツールによって違うかもしれませんが、CLIP STUDIOでは透過処理が行われていますね。

空白があると、Live2Dでイラストを動かした際に描写がおかしくなってしまうので、塗りつぶし機能を使って白目は白色で、肌は肌色で塗りつぶしておきましょう。

また、切り抜き順は瞳→白目→まつ毛内側から外側に向かうようにレイヤー分けをした方がいいですね。

レイヤー分けができたらpsd(Pshotoshopドキュメント)ファイルで保存する

レイヤー分けができたらpsdファイルでデータを保存します。

Live2D Cubism Editorに読み込ませるには、psdファイル形式である必要があります。

③Live2D Cubism Editorでイラストに動きを付ける

さて、いよいよ今回のメインディッシュであるLive2Dの出番ですね!

イラストを動かしていくのに使うツールはLive2D Cubism Editorです。

まずは、Live2D Cubism Editorをダウンロードしましょう。

PRO版、Free版が存在しますが、まばたきをさせたいだけならFree版で問題ないです。

ダウンロード&インストールが終わったら、Live2D Cubism Editorに作成したpsdファイルを読み込ませてみましょう。

左上部にあるパーツのウィンドウに、自分の分けたパーツが表示されれば、パーツ分けは成功しています。

イラストにLive2Dの設定をしてまばたきをさせたいなら、この動画を見ればOK

イラストにLive2Dの設定をしてまばたきをさせたいなら、Cubism公式の動画一本見ればOKです。

このサイトでごちゃごちゃ説明するよりも、わかりやすいんですよね。

迷ちゃん
怠惰ではありませんかっ?

公式が優秀なんですよ……。

物理演算設定画面で動きを確認!

これで、まばたきを設定した後に、モデリング→物理演算設定をクリックすれば、キャラクターがまばたきするのを確認することができます。

まとめ

AIイラストをLive2Dで動かすところまで手順をまとめました!

迷ちゃん
イラストに動きを付けると、いろいろできそうで楽しそうですねっ。

実際に、まばたきさせただけでもめちゃくちゃ楽しかったです。

今後は、Live2Dモデルをunityで使用すると思うので、そっちに手がついたらまた記事をあげますね~。

最後まで読んでくださりありがとうございました!

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