NaniNovel――ビジュアルノベルを作るうえで選択肢になりうるツールの一つですよね。

今回は、NaniNovelの導入とLive2Dの動作確認までしてきた。
見てください、良い感じに動いてくれています!
よしよし、モーションもばっちり反映されるね!
一通り欲しい機能は網羅できたし完璧完璧 pic.twitter.com/3QEvqHSNtU— 月詠ヨゾラ (@TukuyomiYozora) September 22, 2025
今回はその手順と参考にした資料をまとめていきます!
(僕がまた導入作業をする際に忘れないようにするためのメモでもある)
「これからNaniNovelを使ってみようカナ」という方はお付き合いくださいませ!

ちなみに僕の環境はこちらです!
・NaniNovel Version v1.20
・Cubism SDK for Unity v5.3
NaniNovelの導入手順
まずはNaniNovelの導入手順からまとめていきます。
①Asset StoreでNaniNovelを購入する
まずはAsset StoreからNaniNovelを入手します。
これはunityの画面からWindow\Asset Storeからいけますね。
1本$165で2万円以上しちゃうので、お値段はお高めですね。
ですが、ツールの品質が高いのももちろん、購入したら公式Discordでサポートを受けられるので、それも加味すればお得な買い物でした。
②NaniNovel Assetのインストール
Asset StoreからOpen In Unityをクリックしてインストールしてもオーケーです。
ただ、ストアのバージョンは遅れている可能性もあるので、gitから入手したほうが確実ですね。
https://github.com/naninovel/upm.git#1.20
公式マニュアルのGitHubからインストールのところに方法が書いていますので、そちらを見ることをおすすめします。
GitHubからインストールするには、GitHubアカウントの取得とNaniNovelのライセンス登録が必要になりますので、そちらを済ませてくださいね!
ライセンス登録はマニュアルのリンクから以下のページに飛べるので、そこでやります。
ライセンス番号を求められると思いますが、Unityで購入した場合はメールの領収書に記載されています。
請求書番号のIN0~~のナンバーがライセンス番号になります。
ここまでやれば、NaniNovelを使うための基本的な準備はできました。
おまけ:サンプルを使えるようにしよう!
NaniNovelには公式のサンプルが用意されています。
サンプルには、基本から応用まで幅広い使い方が載っていてかつスクリプトがあるので、使えるようにしておくと非常に役立ちます。
これもgitにあるため、ライセンス認証した後じゃないとできないので、終わったらゲットしときましょう!
僕が使ったサンプルはUnity2022.3.62fで動作するモノでした。
また、サンプルはUnity hubのAdd\Add project from discからsamplesフォルダを選択することで開くことができます。
ここで注意する点は、
・unityのバージョン
・Samplesフォルダの他にclientフォルダがあるが、そちらも同階層のフォルダに入れてインストールすること
ですね!
③UnityでLive2Dを使う準備をする
UnityでLive2Dを使うにはCubism SDK for Unityが必要になります。
こちらについては、以下からunityパッケージを入手してインストールしましょう!
このアセットをunityにぶち込んだら準備完了……と言いたいところですが、モデルは必要です。
モデルの準備については、僕の場合は自作のLive2Dモデルがあるのでそちらを使っています。
ない場合は、Live2Dさんがサンプルモデルを用意してくれているのでそれを使いましょう!
ひよりちゃんが非常にかわいくておすすめ!

あ、そうですそうです。
Live2D Cubism Editorも必要になるので、ダウンロードしときましょう!
④NaniNovelのLive2D用の設定をしていく
NaniNovelのLive2D用の設定をしていきましょう!
これについては、公式マニュアルを見て設定していけばきほんてきにOKです。
上記のLive2D項目に設定方法が書いてあります。
一つひっかかる点があるとすれば、Live2DControllerスクリプトの存在ですね。
これは僕の環境の問題かもしれませんが、このスクリプトがデフォルトで存在しないんですよね。(いや、厳密にはあるんですが、スクリプトとしてオブジェクトにアタッチできない)
基本的にNANINOVEL_ENABLE_LIVE2Dを有効にすればアタッチ可能なスクリプトとして出てくると思うんですが、僕の場合は出なかった!
ネット上調べても、chatGPTに聞いても、手掛かりなし。
というわけで、僕の場合はsamplesの中からLive2DControllerスクリプトを引っこ抜いて、Assetの中に自分で入れちゃいました。
今のところこれで問題なく動作しています。
スクリプトを見る限り、他のNaniNovel特有のソースと複雑な依存関係はなさそうなので、いったんこれで解決ということにしておきます。
サンプルの以下に入っているはずなので、同じ事象に困ったらこれを使おう!
engine-stable\unity\client\Assets\Package\Runtime\Actor\Live2D\Live2DController.cs
ちなみに、Live2Dの動作確認をしたい場合、samplesのLive2D用のサンプルを見るのもおすすめですね!
これでLive2Dが動かせるようになります!
その他の引っかかったところのメモ:フォント問題
NaniNovelはデフォルト状態では日本語と扱えません。
日本語を扱うには、Unityに日本語対応フォントを入れて、設定してあげる必要があります。
「Unity用にフォントをどう用意すんのよ?」という部分については以下の記事を見るとわかりやすくて良いです!
用意したフォントの設定方法がこれがまたちょっと癖があるんですよね。
①NaniNovel\Prefabs\TextPrintersにUIがあるので、フォントを設定したいUIを自分用にコピーする
②該当UIのText Mesh Proに用意したフォントを設定する
③NaniNovel\UIのコンフィグで自分が設定したUIをリソースとして登録しなおす
これで日本語が取り扱えるようになります。
あと、Nanoスクリプトがエディタの初期設定等でANSIなどになっていないかは要注意ですね。
僕はこれで時間をくっそ持っていかれました。
Naniスクリプトの文字コードはUnicode(65001)を使いましょう!
まとめ
NaniNovelの導入からLvie2Dを動かすまでをまとめました。
開発したくて急ぎで書いたので半分メモ書きみたいになってしまったので、分かりづらいところも多いと思います。
もし、質問等あったらXにでもDMください!
答えられることなら答えます。答えられなかったらごめんなさい!